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ThinkPad T/W/Xシリーズで採用される新型CPU「Ivy Bridge」と現行CPUの違い

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ThinkPad T420などに搭載しているCPUはIntel社の第2世代Coreプロセッサ「Sandy Bridge」ですが、今後販売されるT430やW530などは第3世代Coreプロセッサ「Ivy Bridge」が搭載されると言われています。

先日投稿した記事「Ivy Bridgeを搭載したThinkPad T430のスペック~本物かな?」はまさにコレ!

Ivy BridgeはGPUが高性能になっただけ!と思っていましたが、それだけはないみたいですね。

ハード的観点から見た、現行Sandy Bridgeからの変更点

Ascii.jpの記事「22nmプロセスのIvy BridgeはSandy Bridgeと何が違うのか?」を読むとよく分かりますが、改善された内容をまとめてみました。

プロセスルールは22nm

Sandy Bridgeはプロセスルールが32nmでしたが、Ivy Bridgeは22nmになっています。

トランジスタは3次元トライゲートが採用

Ivy Bridegeのトランジスタは3次元トライゲートを採用しています。

これにより、

  • Sandy Bridgeよりも32%高性能化(低電圧時)
  • 動作電力が半分以下
  • 漏れ電流は1/10に低減

になっています。

実際にはどういう恩恵が得られるのか?

ハードウェアの変更点は人によって分かりづらいところがありますが、実際に使った場合、どういった恩恵が得られるのか?が大切だと思います。

  1. GPU性能はSandy Bridgeに比べ1.5~1.8倍アップ
    Sandy Brdigeに搭載されているHD Graphics 3000からHD Graphics 4000になったことで、ベンチマーク比で1.5~1.8倍性能アップしているようです。
    DX11のゲームをThinkPad T420でやるとかなり重いので、ノートパソコンでも少しはスムーズに動くかもしれませんね。
    ※その前にThinkPadでゲームやるなよ!という意見もありますが・・・
  2. フルロード時の消費電力はかなり低い
    プロセスルールが32nmから22nmに変更、トライゲートを採用したことで消費電力もかなり変わっています。
    Asciiの記事だとフルロード時で約30Wも低い結果がでています。
    これはすごい!
    ノートPCなどモバイル環境であれば、バッテリ駆動時間は確実に長くなっているんではないでしょうか。

CPU性能はSandy Bridgeとほぼ同じ

CPU性能は現行のSandy Bridgeとほぼ同じ。

もちろん、プロセスルールが微細化されたことでSandy Bridgeよりも高い周波数のCPUが販売される可能性もありますからIvy Bridgeはダメだ!ということはありませんよ。

私なら・・・これから安くなるSandy Bridge搭載マシンが狙い目かも

Sandy BridgeとIvy Bridgeの違いを簡単に書きました。

結局Ivy Bridgeを搭載したマシンを買うか?と言われると、「パソコンやサーバが壊れない限り買わない」可能性が高いです。

PCゲームはバンバンやらないし、開発やドキュメント作成するなら現行のSandy Bridgeで十分なので。

そう考えると、Ivy Bridge搭載のThinkPadが販売される直前・直後に行われる在庫処分セールに購入するのが一番賢いかな~と思います。

これからデスクトップ・ノート・サーバを購入しようと考えている方は、新旧世代どちらが自分の用途にあっているか考えてみてくださいね!

余談:新しいものを購入しようと考えはじめると悪いことが起きる

どんでもいい内容ですが。

新しいハードウェアが販売される情報を知り、それが出たら買い換えるんだ!な~んて思った直後にタイミングよくパソコンやサーバが壊れる。

そんな経験ありません?

私はよくあるので、いち早く買い換えるんだ~!とは考えないようにしてます。

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