本体スペック
HP ENVY 8 Noteのスペックは下記の通り。- Windows 10 Home 64bit Build10240
- Intel Atom™ x5-Z8300(1.44 GHz, up to 1.84 GHz, 2 MB cache, 4 cores)
- 2 GB LPDDR3-1600 SDRAM
- 32GB eMMC(SK Hynix HBG4e)
- 8インチFHD(1920 x 1200)
- IEEE802.11ac (2x2) and Bluetooth® 4.0 LE; 4G LTE Verizon
- MicroSD(SDHC/SDXC対応、Max128GB)
- Audio B&O Play
- Wacom Pen
- 本体 367g(0.81 lb)
タブレット 使用感
実際に使ってみた限り、ライトなビジネス アプリケーションは快適に動作します。OneNoteやブラウジングなどはストレスフリーで作業できました。
YouTubeやHulu、Skype for Bisinessなど動画がメインなサービス・アプリケーションも快適。
※上位CPUを搭載したSurface 3の記事になりますが、非常に参考になります。
Surface 3でAtom x7-Z8700の実力をチェック - Watch Impress
Atomなタブレットにやらせる作業ではありませんが、少し重たい作業はどうか?
40MBのCSVファイルをExcelで作業させるとスクロールするだけでCPUが跳ね上がり、動きが緩慢になります。
そんな時はAzure VMと自宅サーバーで処理させています。
HP ENVY 8 Noteで出来る事と出来ない事をよく理解する事が大事ですね。
ストレージはそこそこ
CrystalDiskMarkのベンチ結果は以下の通り。
eMMCとしては標準的な速度ではないでしょうか。
microSDはあった方がいい
Windows 10 Home Build 10240からPro 1511(TH2)へアップグレードした直後の空き容量は16.5GB。Office 365 ProPlusや業務アプリケーションなどを入れるとユーザー データの保存が困難になるため、microSDを別途用意するといいでしょう。
キーボード
HP ENVY 8 Note最大の特徴は何といっても本体よりも大きいキーボード!- 一般的なUS配列
- キーのサイズは14x13mm
- キーピッチは16-17mm
- [Fn]キーは[Ctrl]と[Win]の間に配置
- [PgUp]、[PgDn]キーは[Fn]キーと組み合わせ
- 最上段キーはマルチメディアキー
- タブレットとの接続はBluetooth
キーボードにはフェルトの蓋が付いています。
フェルト側の端に磁石が埋め込まれているため、蓋がパカパカしません。
蓋を折りたたむと蓋とキーボードの間に空間が出来きます。
空間が出来た事でキーボードが撓む心配をしていましたが、実際に使ってみた限り問題ありませんでした。
気になるキーの打ち心地は、非常にいいと思います。
キーの深さはThinkPad トラックポイント・キーボードと比べると浅め。しかし、剛性が高いのか底打ち感が強いです。
キーボードに本体を収納できる仕組みが特徴
HP ENVY 8 Noteは”キーボードに本体を収納”できます。本体はすっぽり収納されます。
キーボードの収納部は硬質ゴムと思われる素材、そのため本体に傷をつける事なく収納可能です。
反面、出し入れは少しキツイので両手を使うようにしています。
キーボードの問題点
非常に気に入っているキーボードですが、いくつか問題があります。- ファンクションキーへの切り替えが利用できない
ThinkPadやSurfaceではキーの組み合わせでクラシックなファンクションキーへ切り替えできます。
残念ながらHP ENVY 8 NoteのBluetooth キーボードはファンクションキーへの切り替えが出来ませんでした。
Fn+Fxの組み合わせを利用せざるを得ないようです。 - FnとCtrlの入れ替えもできない
ファンクションキーへの切り替え同様、FnとCtrlの入れ替えも出来ません - タッチパッドを無効化できない
幅広なタッチパッドに手の一部が触れカーソルが飛ぶ事がしばしば。
タッチパッドを無効化したいところですが、こちらも無効化出来ません。
スピーカーは秀逸
HP ENVY 8 NoteのAudioはBang & Olufsen(B&O)を使用、音質は素人の私でもはっきりと良さ分かりました。今まではNexus 7でHuluを見ていましたが、HP ENVY 8 Noteで見るようになりました。
充電はmicroUSB(USB2.0)を使用
HP ENVY 8 Noteの充電はmicroUSBケーブルを使います。
ACアダプターの出力を見ると5V2Aとなっており、付属のUSB充電アダプターを使うか、AnkerのUSB急速充電器 ACアダプターを使って充電しています。
Bluetooth キーボードもmicroUSBケーブルで充電するので、2ポート以上のUSB急速充電器 ACアダプターを使うと良いでしょう。
Bluetooth キーボードもmicroUSBケーブルで充電するので、2ポート以上のUSB急速充電器 ACアダプターを使うと良いでしょう。
OTGサポート!
HP ENVY 8 NoteのmicroUSBはUSB On-The-Go(OTG)をサポートしています。専用のOTGケーブルを使う事でUSBデバイスが使えます。
ワコムなActive Penは単6電池を使用
付属のHP Active Penはワコム製でした。Active Penにはボタンが2個ついており、”ワコムペン”ソフトウェアから設定する事が可能です。
使用する電池はSurface Penと同じ単6電池です。
入手性は悪い電池のようですが、Amazonで購入可能なのは嬉しいですね。
技適がないので、日本のSIMは使えません
HP ENVY 8 NoteはアメリカVerisonのSIMカードが付属されており、LTEが使えます。
残念な事に技適がない(様子)ので日本のSIMは使えません。
購入してよかった?
アメリカから輸入したHP ENVY 8 Note、購入してよかった?と聞かれたら「買ってよかった!」と言います。- ちょうどいい大きさ
8インチ サイズは片手で持て、またズボンのポケットに入る大きさ - 打ちやすいキーボード
キーピッチが16-17mm、ストレスなく文字入力できます。また、US配列である事が最高です! - 優れた携帯性
キーボードにタブレットを収納でき、また1㎏未満の重量は携帯性が非常にいいです。
キーボードに関しては前述のとおり問題がいくつかありますが、それらを差し置いても買ってよかったと思えるデバイスです。
日本でもHP ENVY 8 Noteが販売されるといいですねー。
日本でもHP ENVY 8 Noteが販売されるといいですねー。
http://store.hp.com/us/en/pdp/tablets/hp-envy-8-note-tablet---5003
余談:この使い方が好き
最近はタブレットを縦に配置し隣にGalaxy S5をはめるスタイルを多用しています。これが本当に使いやすい。