2013/12/05

AWAC 今年のベストツールは「Surface 2」~ビジネスでも使えるぞ!

今年もAomori Web Advent Calendar 2013に参加、昨年に引き続きお題は「今年一番ヒットだったツール」です。
本日は5日目のエントリになります(友人のHさんも同日担当)。

さて、今年の一番ヒットしたベストツールは「Surface 2」。
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年末に販売が終了となる愛してやまない「Windows Home Server 2011」にするか悩みましたが、こちらは別途ポストしたいと思います。

「予想を裏切るタブレット」、MSのうたい文句に間違いはありません!

Surface 2とは、マイクロソフト社自身が販売するWindows RTの第2世代タブレットです。
一般的なPCと異なり、ARMアーキテクチャを採用しています。
先日旅行先でSurface 2を購入したところ、作業のほとんどがSurface 2のみで完結し、どうしても出来ない事はサーバサイドで処理させる使い方をしました。
結果、携帯していた愛機「ThinkPad Twist」の出番は初日だけ・・・
そう、Surface 2は予想を上回る「よく出来る子」です!
MSさんのうたい文句「予想を裏切るタブレット」は、このプロダクトを象徴するキャッチコピーです!
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Surface 2はここまで出来るのか!

Surface 2は「小規模企業のクライアントPCとしてどこまで使えるのか?」を現在進行形で検証していますが、現在までの検証結果をまとめてみました。
私の使い方は若干偏った使い方ですが・・・
ファイルサーバのアクセスは資格情報さえ設定すれば全く問題ない
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WHS2011やWindows Server 2012 R2 Essentials(以後WS2012R2E)等が提供するファイル サービスの利用は、コンシューマ向けWindows OSと同様普通にアクセス出来ます。
Surface 2のサインイン方法がMicrosoft アカウント、かつ、ファイルサーバへのアクセス制御をしている場合は、Windows 資格情報を設定する必要があります。
Windows8のMicrosoftアカウントとWHS2011の共有フォルダについて~Windows資格情報とか 
リモートWebアクセス、使えました!
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WHS2011やWS2012R2E等の魅力的機能の一つに「リモートWebアクセス」があります。
リモートWebアクセス」は、WAN(インターネット上)から上記サーバにWebベースでアクセスし、サーバの管理やファイル操作が可能です。
この機能はSurface 2でも利用できます。
正直、リモート デスクトップ用ActiveXが原因で「リモートWebアクセス」は利用できないのでは?と心配していただけに「予想を裏切る」結果に満足!
リモート操作はストア アプリを利用すればOK
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サーバ/PCのサポートは基本リモートで対応しています。
リモート操作は、RDPとVNCの2種類を使っており、Microsoft ストアで提供されているアプリを使う事で対応できました。
RDP – リモート デスクトップ(無料)
VNC – Mocha VNC(450円、お試し版あり)
それ以外に、Splashtop BusinessTeamViewer Touchがストア上にあり、基本快適なリモート操作が可能です。
LogMeIn用アプリは残念ながらストアにはありません。
個人的に使う場合はWS2012R2Eを経由してリモートアクセスしています(苦しい使い方ですよね・・・)
SQL Serverの操作はストア アプリを利用
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RT機用SSMS(SQL Server Management Studio)はありませんが、SQL Serverの操作はストア アプリを使えば可能です。
SQL Server InTouch(450円、お試し版あり)
テスト環境のSQL Serverに対し、SELECT文、INSERT文、ストアド プロシージャを実行した限り、日本語の文字化けを除けば問題なく使えます
とはいえ、実務に耐えられるアプリかどうかはまだ判断がつかないため、確証が得られるまで基本SELECT文を実行する程度に留めるつもりです。
PowerShellが使える~ISEは残念ながら・・・
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Surface 2では第1世代に引き続き、PowerShellが使えます。ただし、ISE(アイス)は使えず、機能を有効にすることさえできません。
PowerShellのバージョンは下記の通り。
PS C:\Users\xxxx> $PSVersionTable
Name                           Value
----                           -----
PSVersion                      4.0
WSManStackVersion              3.0
SerializationVersion           1.1.0.1
CLRVersion                     4.0.30319.34003
BuildVersion                   6.3.9600.16384
PSCompatibleVersions           {1.0, 2.0, 3.0, 4.0}
PSRemotingProtocolVersion      2.2
どこまで使えるのかいくつか試したところ、私が一番使いそうなCOMやWScriptは使えませんでした。
PS C:\windows\system32> New-Object -ComObject internetexplorer.application
New-Object : 型を作成できません。この言語モードでは、コアの型のみがサポートされています。
発生場所 行:1 文字:1
+ New-Object -ComObject internetexplorer.application
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : PermissionDenied: (:) [New-Object], PSNotSupportedException
    + FullyQualifiedErrorId : CannotCreateComTypeConstrainedLanguage,Microsoft.PowerShell.Commands.NewObjectCommand
COM以外に出来る事・出来ない事をguitarrapc_techさんのブログ記事「Windows RTでのPowerShellへの制限」で説明されてました!
素晴らしい記事です!
Surfaceでは使用できないコマンドレットがある!という事を覚えておきたいところです。
Office製品群は秀逸!マクロは使えないけどね・・・
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Surface 2にはMicrosoft Office 2013 RTが標準でインストールされています。
日本国内で提供される Office 2013 RT は、商用目的、非営利目的、または営利目的の活動で利用することが可能です。小規模企業の場合、これは非常に魅力的。
  • Word 2013 RT
  • Excel 2013 RT
  • PowerPoint 2013 RT
  • OneNote 2013 RT
  • Outlook 2013 RT
各製品はx86/x64版Officeの機能をほぼ使うことができます。
例えば、PowerPointの画面をWeb経由で閲覧できる「オンライン プレゼンテーション」機能はRT版でも利用出来ます。
PowerPoint 2013 プレゼンテーションをオンライン共有する方法
とはいえ、「ほぼ」と書いているだけあって違いはあります。
詳細は「Office 2013 RT では使えない Office Home & Student 2013 や Outlook 2013 の機能には、どのようなものがありますか?」を見ていただくとして、私にとって一番痛かったのは
  • マクロ
  • アドイン
  • VSTO(Visual Studio Tools for Office)を使ったカスタム・アプリケーション
が利用できない点ですね
Office製品を使った業務アプリケーションを使いたい場合は、x86/x64版Officeを使う必要があります。
なお、データベースへ接続しデータを取得することは出来ます。データ加工する場合に役立ちます!
出来ない事は出来ない!ならば、リモートで処理しよう
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たとえば、
  • Office製品の一つ「Access 2013」が使いたい
  • 経理に導入しているパッケージ ソフトが使いたい
など、Surface 2では出来ない事があります。
この点については、リモート アクセスで対応すればいい!と考えています。
リモート先のPC/サーバの準備&運用ポリシーの順守等、企業によっては課題があるかもしれませんが、それさえ解決出来ればSurface 2に死角はあまりないと思っています。
※場合によっては、Windows Azure等クラウドに移行するという素敵な案も・・・
ドメイン参加は不可。しかし、Windows Intuneによるデバイス管理は可能

ビジネスで使う場合に気を付けなければならない、セキュリティ。
Surface 2は残念ながらドメインに参加できません。
しかし、Windows Intuneのモバイル デバイス リストにWindows RT機があり、Intuneを契約、登録することでSurface 2の管理・制御が出来ます
企業が定義するセキュリティ・ルールに沿った運用が出来るので、ビジネスで全く使えない・・・という事はありません。
Windows Intune
なお、Windows Server 2012 R2 Essentials(WS2012R2E)はOffice 365、および、Intuneとの統合が出来きます。
まだリリースされたばかりのWS2012R2Eですが、導入済みの中小企業であればSurface 2の導入はしやすいでしょう。
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(特に)小さい企業ならかなり使えるツール=Surface 2

長々となりました。
私のSurfaceに対するイメージは「個人向けタブレット」だとずっと思っていました。
実際に業務に使ってみた限り、本当に特殊な事をしなければ「Surface 2はビジネスで使えるツール!」です。
出来る事・出来ない事をしっかり把握し、どう管理・運用するのか?を検討、課題をクリアできれば様々な環境においてSurface 2は非常に優れたビジネスツールになると思っています。
個人用途でも十分使えますが、ビジネス用途でも流行ってほしいと切に願っている今日この頃です。

最後に、Aomori Web AdventCalendar 6日目は工藤大輔さんにバトンタッチします。
どんな内容なのか、非常に楽しみです!




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