Windows 8/Windows Server 2012 から導入された記憶域プール(StoragePool)、お使いですか?
私はWindows Server 2012 R2 Essentials のサーバー フォルダーの一部を記憶域プール上に指定しています。
先日ファイル システムをReFSからNTFSへ変更し、同タイミングで回復性の種類をパリティに変更しましたが、障害発生後の復旧手順をテストしていなかったので確認作業をしてみました。
今回は、PowerShell を使って(記憶域プールの)パリティの障害から復旧手順をメモ。
PowerShell を使って記憶域プール(パリティ+NTFS)を再構築してみた

記憶域プールは複数の物理ディスクを単一の仮想ディスクにするテクノロジーです。
今回は、Windows Server 2012 R2 Essentials の記憶域プールをPowerShellから再構成した際に使用したコマンドレットをメモします。
VMWare Playerを使ってWindows98を稼働させる手順~シリアルポートとかパラレルポートとか
どうしてもWindows98やNT、MEを使わなければならない状況があると思います。
この記事を書いているということはそういうことです。
さて、今回はWindows98など古すぎるOSを仮想環境で稼働させるための手順をメモ。
まずは、やりたい事
- 化石級OS(Windows98)を搭載したパソコンを廃棄したい
※チップセットが440BXとすっごく懐かしい!
- Windows98用ソフトウェアを何とか使い続けたい
- Windows98用ドライバはないけれど、シリアルポートやパラレルポートを搭載した割と新しいパソコンを使いたい
実現方法を確認
やりたい事を見れば分かりますが、仮想化以外に考えられません。 実際に仮想化を行ってみましたので、手順をメモ。1.OSイメージを取得する
Windows98のシステムイメージの吸出しはマイクロソフト謹製ソフトウェア「Disk2VHD」を使いました。 吸出しにはIDE・USB接続変換アダプタを使用。 ※使ったアダプタは、以前VVAULTのコンテストでいただいた例のアダプタです。 Windows7のマシンにアダプタを接続し、Disk2VHDを起動。 Windows98以外にWindows7も一覧に表示されますが必要なのはWindows98だけなので、Windows7用ドライブのチェックは外しました。2.仮想化ソフトウェアを選定
仮想化ソフトウェアはなどがありますが、今回はシリアルポートとパラレルポートを使わなければならないため必然的に
VMWare Playerをチョイスしました。
Virtual PCは分かりませんが、VirtualBoxは標準ではパラレルポートが使えません(シリアルポートはOK)
VirtualBoxとPathonを使うことで出来そうなトピックがありましたが、私は試しておりません。
VirtualBox support for a parallel port - VirtualBox.org
3.OSイメージのコンバート
1.で作成したVHDイメージは、そのままではVMWare Playerで使うことができませんでした。 そこで、イメージをVHD→VMDKへコンバートします。 使ったコンバータはStarWind V2V Converter - free softwareですが、ダウンロードを行うには登録が必要。 しかも、yahoo.co.jpなどフリーメールを使ったところ企業用メールアドレスを入れろ!と言われたので
http://fileforum.betanews.com/detail/StarWind-Converter/1331040689/1からダウンロードしました。 VMDKへコンバートする方法は「VMWare growable image」を選択しました。 なお、ダウンロードや使い方はk本的に無料ソフト・フリーソフトさんの「VMDK / VHD / IMG イメージを相互に変換!StarWind (V2V) Converter」を参照してください。
4.VMWare Playerで空OSを新規作成
VMWare Playerの画面でWindows98の空OSを新規作成します。[新しい仮想マシン ウィザード]画面の[後でOSをインストール]を選択します。
- シリアルポート
- パラレルポート
5.VMDKファイルのすげ替え
VMDKファイルのすげ替え作業を行います。- 4.で作成した空OSのVMDKファイルを一度リネームします。
windows98.vmdk→windows98.vmdk.bak
- 3.でコンバートしたVMDKファイルを空OSのフォルダにコピーします。
コピーするファイル名はwindows98_conv.vmdkとします。
- コピーしたVMDKファイルを他ファイルと同じファイル名にリネームします。
windows98_conv.vmdk→windows98.vmdk
6.Windows98を起動
VMWare Player上からWindows98を起動します。ドライバのインストールは我慢しましょう
Windows98を起動させてからデスクトップ画面を見るまでかなり時間がかかりました。 理由はOS起動後のドライバインストールが長すぎるためです。 特に「PCI-to-PCIブリッジ」のドライバインストールは10回以上出てくると思います。 それ以外に、3,4回再起動を行います。 ドライバインストールが完了し、デスクトップが表示されるまで我慢しましょう。
VMWare Toolのインストールも忘れずに
Windows98のドライバインストール中にVMWare Toolのインストールについてポップアップ(表示は画面の下)が出てきます。 無事Windows98のデスクトップ画面が表示されたら、DドライブなどにマウントされているVMWare Toolをインストールしましょう。ポートの起動時の接続を事前にチェックしましょう
私だけかもしれませんが・・・仮想マシンを起動した直後、シリアルポートは自動接続してくれましたが、パラレルポートは自動接続していませんでした。
それに気が付かずWindows98用アプリケーションを起動、パラレルポートにコマンドを送信したところ、応答なしに・・・
パラレルポートの設定画面にある[デバイスのステータス]→[起動時に接続する]にチェックを入れることで解決しました。
理論的に仮想化はできる!と思っていましたが、実際行ったところ結構大変でした。
とはいえ、一からアプリケーション開発を行うことを考えればかなり楽ですね。
また、無料でここまでできたのでVMWareには感謝です。
余談:VMWare Playerの商用利用
昨日書いた記事ですが、VMWare Playerを使って利益を得る事はVMWareのライセンスに抵触します。もし、VMWare Playerを使って利益を得る場合はVMWare Fusion Professionalを購入しましょう。
詳しくは下記リンクをお読みください。
VMWare Playerの商用利用と、商用利用したい場合について
VMWare Playerの商用利用と、商用利用したい場合について
久しぶりにVMWare Playerを使いました。
個人としてVMWare Player 3あたりから何度も使ったことがありますが、企業人として使うとどういう制約があるのか、気になったので調べてみました。
2012.12.13 VMWare PlayerにWindows98を稼働させる手順を書きました。
VMWare Playerを使ってWindows98を稼働させる手順~シリアルポートとかパラレルポートとか2014.04.12 コメント内容を反映しました。
VMWare Playerの商用利用について
VMWare Player 5の画面タイトル部に「非営利目的の使用のみ」と表記されています。あれ、WorkStation購入しないといけないのか?と思い、調べてみたところ、VMWareに直接確認されたユーザさんがいました。
VMwarePlayerの「非営利目的の使用(商用利用)」はどこまで?このユーザさんが確認された内容は私が正に知りたかった内容!
その内容は下記の通りです。
VMwareが定義する非営利目的の使用(商用利用)というのは、以下のことのようだ。
弊社が定義しております商用利用は、そのライセンスを使用して直接的な利益を得るような行為を申します。 つまり、そのライセンスを第三者に提供、あるいは貸与する行為等で利益を得ることです。利用者自身がインストールして使用するには、個人、企業は問わないってことと解釈。
2014.04.12 追記
コメントを残していただいた方が本記事に似た内容を問い合わせされたようで、結果NGだったそうです。
使い方は十人十色です。
業務でVMWare Playerを利用・運用したい場合は、内容が無償で使える範疇なのかVMWareに問い合わせされた方がいいでしょう。
後からライセンス問題に発展すると面倒ですから。
無料のVMWare Playerを商用利用したい場合は・・・
VMWareのページにも書いていますが、VMWare Playerを商用利用したい場合はVMWare Fusion Professionalを購入しましょう。VMWare Fusion 5 ProfessionalVMWare FusionはMAC上でWindowsを動作させるソフトウェアだとずっと思っていましたが、その機能以外にVMWare Playerの商用ライセンスも付属しています。
VMWare Fusion Professionalの購入はVMWare Storeから行え、価格は12,050円になっています。
業務で使う場合なら、そんなに高くないですね。
Workstationはもっと高いですから・・・
64bitOSをインストール可能な仮想化ソフトウェア「VirtualBoxとVMWare」
仕事でWHS2011の上位?にあたるWindows Business Server 2011 Essentialsを使おうと思い、仮想環境を構築。
仮想化ソフトウェアにVirtual PCを選択しましたが、コレが失敗だったのでメモ。
Virtual PC 2007は64bitOSがインストールできない仕様?
Windows 7 Professional 64bitにVirtual PC 2007をインストール。ゲストOSに64bitOSのWindows Business Server 2011 Essentialsをインストールしてみましたが、ローディング段階でエラーが連発。
COMPNETさんの記事と同じ感じのエラー。
Virtual PC 2007の要件定義を見るもゲストOSに64bitOSはダメとは書いてないですけどね・・・Windows 7 (x64) の Virtual PC で 64bit 版のゲスト OS
Windows Virtual PC のシステム要件
64bitのゲストOSをインストールするならVirtualBoxかVMWare
MS製Virtual PC 2007が使えないみたいなので他社製を調べてみました。ゲストOSに64bit版が使えるホストタイプの仮想化ソフトウェアは
のようです。
今回はVirtualBoxを選択した理由は、VMWareと違って一々ライセンスを取得・入力する必要がないこと。
個人的にはVMWareよりも導入しやすいと思います。
どうしても仮想環境が必要な場合はVirtual PC 2007は止めて、VirtualBoxかVMWareをオススメします。
余談:ホストOS起動後にVirtualBox上のOSを自動起動する方法
VirtualBoxを常用する際、ホストOS起動後にVirtualBox上のゲストOSも自動で起動したい場合があると思います。その場合はきゅきゅっとさんのブログ記事が参考になると思います。
VirtualBox –windowsホスト起動時にゲストOSを自動起動
仮想ドライブ「WinCDEmu」は必要な時だけドライブを起動!
よく使うDVD-ROMやCD-ROMはISO形式で保存して活用しています。
ISO形式は仮想ドライブにマウントして使っているのですが、仮想ドライブがエクスプローラに常時表示されるので人によっては実ドライブと見間違ってしまうケースがあります。
先日初めて知ったWinCDEmuはその点を解消しつつ仮想ドライブとして必要十分の機能でしたのでご紹介。
なかなかいいな、コレ!
ファイルサイズは小さいが、機能は十分な「仮想ドライブ WinCDEmu」
常用している仮想ドライブは「Slysoft Virtual Clone Drive」ですが、動作等は全く問題ありません。ただし、知人のパソコンにインストールすると実ドライブと仮想ドライブ、どちらがどっちなのかわからなくなる場合があります。
今回紹介する「WinCDEm」は必要な時だけ仮想ドライブを起動しますので、ドライブが分からなくなる問題は一気に解決でます!
使い方は下記リンクを参考に!
小さいけど十分便利。ISOなどを仮想ドライブにマウントできるツール WinCDEmu
ダウンロードサイト
Sourceforge - WinCDEmu
VMware Tools v4.0.2がインストールできない
Windows標準搭載のソフトウェアRAIDをテストしようとVMware Player v4.0.2を新規インストールしたんですが、VMware Toolsをインストールするとエラーが出てしまいました。
v4.0.1のVMware Toolsを流用することができましたので、エラー画面とダウンロードURLをメモしておきます。
v4.0.1のVMware Toolsを流用することができましたので、エラー画面とダウンロードURLをメモしておきます。
VMWare VS VirtualPC
Windows用デスクトップ仮想化アプリで有名なのは、VMWareとVirtualPC。
OSやアプリケーションのテストをやるため、テストをやってみましたがVMWare一択ですね。
ホストOS間のデータ共有の点でVirtualPCダメすぎです!!!
いい点・ダメな点をまとめてみましたので、ご自身で試すときに参考にしてください。
★検証マシンスペック
OSやアプリケーションのテストをやるため、テストをやってみましたがVMWare一択ですね。
ホストOS間のデータ共有の点でVirtualPCダメすぎです!!!
いい点・ダメな点をまとめてみましたので、ご自身で試すときに参考にしてください。
★検証マシンスペック
- OS - Windows Home Server 2011
- CPU - AMD Athlon 240e(2.8GHz)
- M/B - MSI 890GXM-GD65
- MEM - DDR3 4GBx2
- OS - Windows XP Home SP3
- 割り当てMEM - 512MB
- VMWare Player v3.1.4 build-385536
- Virtual PC2007 (v6.0.156.0)
- 比較結果:VMWareの圧勝!
VMWare | VirtualPC | コメント | |
---|---|---|---|
OS起動 | ○ | ○ | 両者、問題なし |
ファイルコピー | ◎ | × | VirtualPCはコピー速度遅すぎ! |
USBデバイス認識 | ◎ | ○ | VMWareはプリンタ、UPSなども認識 |
ネットサーフィン | ◎ | ◎ | 両者、問題なし |
ゲーム | △ | △ | ブラウザゲーム程度 |
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