元ネットワーク屋な私ですが、たまに有線LANや無線LANの通信を調べたい時があります。
以前はEthereal(現在はWireShark)を使っていました。
これは本格的に解析するのには非常に強力なツールですが、WinPCapも一緒にインストールしないといけない事や使い方がマニアックなのでちょっと不便・・・
そんなときにストレートなネーミングの「簡易パケットアナライザ」が非常に便利です。
パケットアナライザってなに?
この記事を見るくらいの方々なので今更かもしれませんが、パケットアナライザとはTCP/IPを使った通信内容をキャプチャ・解析するソフトウェアです。
別名があり、Sniffer(スニッファ)とも呼ばれており、私はこっちの名前をよく使っています。
簡易パケットアナライザの特徴
簡易パケットアナライザの特徴をざっと紹介します。
- Windows2000以上が対象、Windows7 64bitで使うことができる(私の環境ですが・・・)
- シンプルな作りのコンソールアプリケーション
- インストールが不要である
- レジストリを使わない
- 有線LAN以外に無線LANも使える(HPでは有線LANのみと記載されていますけどね・・・)
ソフトウェアは、開発者いなばさんのサイト「7ujm.net」からダウンロードしてください。
C・C++、Java、Perl、SQLについて記事を書かれているので、興味がある方は見てはいかがでしょうか。
簡易パケットアナライザの使い方
本記事のタイトルどおり、使い方は非常にシンプル&簡単です。
- ダウンロードしたファイルを任意の場所に保存する
- 簡易パケットアナライザ.exeを起動
- IPアドレスが割り当てられたNICを選択する
例ではNIC No 0番のみ表示されているので、0を入力してエンターを押します。 - パケットアナライズを開始します。
- 一時停止・再開はマウス操作で!
一時停止→左クリック
再開→右クリック
フィルタ機能や細かい設定をしたい人はWireSharkを!
今回紹介したパケットアナライザは名前のとおり「簡易」がテーマになっています。
通信をフィルタリングしたりする機能は一切ありません。
フィルタ機能や細かい設定をしてアナライズしたい方はWireSharkを使いましょう。
Ethereal時代と異なり、今はポータブル版もリリースされているのでUSBメモリに入れて持ち運べますよ。