昨日WHS2011のマシンに搭載しているWS製HDD「WD20EARS」の調子が悪くなったのでチェックディスクをかけましたが、えらく時間がかかっています。
今回は事象を踏まえて、効率よくチェックディスクをかけるやり方をメモしておきます。
チェックディスクをかける時の手順と注意点
- データのバックアップをする
チェックディスク(chkdsk)は御存知の通り、ファイルシステムをチェックするツールです。
ファイルシステムを行うことでファイルシステムの破損を悪化させる可能性が十分考えられます。
以前、仕事で>chkdsk /Rを実行させたことで症状を悪化させたことがあります。
可能であれば、チェックディスクを行う前にバックアップを行なってください。 - 大容量HDDのチェックディスクは時間がかかる
当然ですが、大容量HDDの場合はチェックディスクが完了するまで非常に時間がかかります。
特に/Rオプションは/Fオプションよりも遅くなります!
/Rオプションは/Fオプションを包括し、さらに読取可能な情報を回復させるからです。
どうすれば時間短縮できるか模索してみましたが、今のところやり方が分かりません。
ですので「チェックディスク=時間がかかる」認識で作業に当たられることをおススメします。 - 関連するサービスを停止する
私の場合、今回チェックディスクをかけるHDDにサーバやクライアントのバックアップデータを保存しています。
もし、バックアップが走るとエラーになると思いますので事前に停止しておきました。
- スリープスケジュールを無効
LightsOutなどでスリープを指定している人は一時無効にしましょう。
チェックディスク実行時にスリープになると何が起こるか分かりませんので。
- バックアップスケジュールを無効
スリープスケジュールと同様、バックアップスケジュールも一時無効に。
私の場合はWindows Serverバックアップを使用してますので、タスクスケジューラから停止処理を行いました。
- チェックディスクは/Xオプションを付ける
/Xオプションをつけないでチェックディスクを実行した場合、下記画像のようにボリュームのマウントを解除しろ!というメッセージが出てました。
実はこのメッセージが出るまで非常に時間がかかっています。
ですので、チェックディスクを実行する場合は、/Xオプションをつけてボリュームを強制的に解除しましょう。
- 必ず再起動する
チェックディスクが終わったら、必ず再起動を行いましょう。
サービスを停止したり、ボリュームのマウントを強制解除したり、してますので。
薩摩藩中仙道蕨宿別邸さんもWHS V1でのチェックディスクに関するFAQを書いてますね。
チェックディスクを掛ける前に関連サービスを停止し、チェックディスクの/Xオプションをつけて修復してますので、私がやった内容に間違えはなさそうです。
このやり方であっているか少し不安でしたが、記事を見て安心しました・・・