先日アメリカにおりましたので、日本未発売だったThinkPad Twistを購入してみました。
購入時は未発売だったんですけどね~渡米中に日本でも販売することを知り、若干モチベーションが下がりました・・・
そんなThinkPad Twistを約1週間使ってみて感じた内容を書いてみます。
ThinkPad Twsitに関する他の記事もありますので、是非読んでください。
ThinkPad Twistを軽く分解してみました~分解から分かる製品の出来
ThinkPad Twistに液晶保護フィルムを貼ってみた~指紋対策
ThinkPad Twistのメモリ使用率について
ThinkPad Twist 延長保証サービスでEdgeシリーズに分類されている
ThinkPad TwistにWindows 8を新規インストールするとメモリ使用量がぐっと減りました
ThinkPad Twist(S230u)のスペック
- OS:Windows8 64bit(US)
- CPU:Intel Core i5-3317U 1.7GHz (IvyBridge)
- CHIPSET:Intel HM77 Express
- RAM:4.0GB
- HDD:HGST 500GB
- SSD:Samsung 24GB
- NIC:Realtek PCIe GBE
- WIRELESS:ThinkPad 2x2 a/b/g/n Wireless+Bluetooth4.0
- DISPLAY:12.5型HD液晶 (1366 x 768) LEDバックライト, ゴリラガラス, IPS, マルチタッチ対応(5点), HDカメラ
- 重量:約1.5kg
2013.03.03 追記
予想どおり、メモリはオンボードだという証拠を見つけました。
http://www.crucial.com/store/listparts.aspx?model=ThinkPad%20Twist
私的:Twistの良い点と悪い点
約1週間ThinkPad Twistを使ってみて感じた、良い点と悪い点をまとめておきます。
良い点
- X230同様12.5インチサイズはモバイルとしてちょうどいい大きさ
- IPS液晶のため、あらゆる角度から見ても非常に綺麗
- ThinkPad特有の青色っぽさが全く感じられない(T420比)
- Yogaのようにタブレットモードやテントモードが楽しめる。特にテントモードは使えます!
- 24GBのキャッシュ用SSDを搭載しているため、起動は速め
悪い点
- ディスプレイがびっくりするくらい指紋だらけになる
- 保守性がえらく悪い
- スリープ前後でモードが異なる場合、画面の回転が正しく動作しない場合がある(例えば、スリープ前はデスクトップモード、スリープ復帰後はタブレットモード)
- パームレストの淵が鋭角のため、高さによっては手首が痛くなる(Edge420使用時に経験した痛みですね)
- 見た目の薄さに比べて重く感じる
- Deleteキーの押した感触が他キーと異なる
私的Twistの位置づけ
約1週間ThinkPad Twistを使用し、また、簡単な分解を行った限り
ThinkPad X230 Tabletの廉価版 or Ultrabook化であると思っています。
理由は3点。
1.製品名
ThinkPad TwistはThinkPad S230Uという製品でありX230と同じ230ですが、Xシリーズではありません。Sシリーズは、IBM時代にThinkPad S30やS31が販売されましたが、最終的にXシリーズに統合された経緯があるようです。
そのため、Xシリーズ≒Sシリーズではないかと思っています。
※個人的な推測であり、本当かどうかは全く分かりません。
2.価格
販売価格からも違いがよく見えます。レノボ・ジャパンの公式サイトを見る限り、
- ThinkPad X230 Tablet → 約15万円
- X1 Carbon Touch → 15~20万円
- ThinkPad Twist → 約9万円
となっています。
3.ハードウェア
価格の差は分解してみてすぐに分かりました。ThinkPad X230 Tabletを使用した経験がありませんので、X1 CarbonやX230との比較になります。
- TwistのチップセットはQMシリーズではなく、HMシリーズである
- ロールケージが見当たらない(X1 Carbonと比較しても見当たらない)
- メモリスロットがない(X1 Carbonと同様、オンボード固定と思われる)
- 防滴仕様(バスタブ構造やゴム製パッキン構造)が見当たらない
- Edge系と同じファンクションキーの仕様
ThinkPad TwistはThinkPad Edgeシリーズより確実に上位機種です。
だが、ハイエンドシリーズのT/X/Wシリーズには遠く及ばない気がしています。
どちらかというと、ThinkPad Lシリーズと同列なのかな?
「中途半端なマシン」と言われてしまえばそれまでですが、「ビジネスにおいて需要はあるマシン」なのは確かだと思います。
ハイエンドを必要としないThinkPadユーザ向け、そして新品が8~9万円で購入できるとなれば、非常に魅力的な製品ではないかと思っています。
私はセカンドPCとしてThinkPad Twistを気に入っていますが、持ち運びを多用した場合の耐久性は分解した限りハイエンドThinkPadに比べてかなり低めと判断しています。
次回は、実際に分解したそのあたりの内容を書いてみます。
ThinkPad Twistを軽く分解してみました~分解から分かる製品の出来