Windows Server 2008 R2から、ボリューム シャドウ コピー サービス(VSS)やWindows Server バックアップを利用するようになりました。何度不足な事態から守ってくれたか、本当にいい機能たちです!
利用に当たり、非常に重要なのがVSS Writerの存在、とりわけSystem Writerは非常に大切な存在です。
しかし、System Writerの詳細情報を取得すると情報量が多すぎるため画面上で全ての情報を見る事が出来ません。(とある環境では約2万行)
今回は、Windows Server 上で稼働している全てのVSS Writerに関する詳細情報をログとして保存する方法をメモ。
全てのWriterに関する詳細情報をログとして保存する方法
今回のOSは、Windows Server 2012 R2 Essentialsを使います。Windows Server 2012 R2 Standard等でも同方法で取得できます。
- 管理者権限でコマンド プロンプトを実行
- ログ ファイルを出力するパラメータ付でdiskshadow.exeを実行
>diskshadow.exe /l c:\temp\ログ名.log - 全VSS Writerに関する詳細情報を表示
DISKSHADOW> list writers detailed - exitを入力
- ログ保存先のテキストを確認
下記画像は、実際に出力したログ ファイルです。
余談:Diskshadow.exeとはなにか?
Technet で調べてみるとDiskshadow.exeとはDiskShadow.exe は、ボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) によって提供される機能を公開するためのツールです。と説明されています。
既定では、DiskShadow DiskRAID または DiskPart のような対話型のコマンド インタープリターを使用します。
DiskShadow は、スクリプト可能なモードも含まれています。
今回の記事では、VSS Writerの詳細情報を知る内容として利用しましたが、シャドウ コピーを作成する事も出来るコマンドです。
詳細は下記URLからアクセスしてくださいね。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc772172(v=ws.10).aspx