法人用は数十~数万の単位でデバイスを管理できるメリットがあり、高いだけの理由があります。
導入に当たり専用サーバ アプリケーションが必要だったりする訳ですが、中小企業、特に小規模企業の場合はイニシャル・ランニングともに法人向けを導入するのが難しい現状があると思います。
今回は小規模企業でも導入しやすいクラウド型エンドポイント セキュリティ対策ソフトをいくつかご紹介します。
三行でわかる、この記事の内容
- クラウド型エンドポイント セキュリティ製品には、SMB(中小企業)市場をターゲットとしたものがある
- オンプレミスの管理サーバは不要で、ブラウザから管理が可能
- 1台あたりの価格は安価で、導入しやすい
今回は3製品を紹介
Webroot SecureAnywhere™ Business エンドポイント プロテクション
- Spy Sweeperで有名な米国企業のセキュリティ会社の製品
- PC/サーバ/仮想と幅広いプラットフォームに対応したクラウド型エンドポイントセキュリティ製品
Windows Small Business Server 2008,2011,2012?にも対応
※SBS2012はWindows Server 2012 Essentialsの事だと思います。 - 管理機能はクラウド上で行うため、オンプレミスの管理サーバは不要
- 最小台数は5台から、1台3年ライセンスだと5,882円(税抜?)
月換算だと約164円(税別)なので、非常に安い! - サーバーOSも同価格で利用できる
- Virus Bulletinは古い情報のみでしたが、AV comparativesには社名がありますね。
AV comparativesのBusiness Review October 2013に製品の評価が出ています。
http://www.webroot.com/jp/ja/business/products/endpoint/
地元会社「テクノル」さんでは、MR-EPという製品名で提供されています。
担当者から聞いた限り、Webrootから購入するよりも導入しやすい条件がそろっています。
担当者から聞いた限り、Webrootから購入するよりも導入しやすい条件がそろっています。
- 最小台数は2台から
- 1台あたり月額200円(税抜?)
- 月単位のサブスクリプション方式
※年単位のサブスクリプションは提供していない - 月単位でデバイスの追加・削除が可能
MR-EPの体験版を頂けたので、時間が出来次第レビューしたいと思います。
MR Endpoint Protection - テクノル実際に使ってみました!
中小企業向け クラウド セキュリティ ソリューション「MR-EP(WEBROOT SecureAnywhere)」を使ってみた
Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013
- 言わずと知れたSymantecの中小企業向け製品
- PC台数100台以下のクラウド型エンドポイントセキュリティ製品
- 管理機能はクラウド上で行うため、オンプレミスの管理サーバは不要
- Windows Server 2012等サーバOSはコンシューマOSと同一価格で利用できる
- 年単位のサブスクリプション形式で1ライセンスから購入が可能
- 乗り換え3年版なら、1-24ライセンス 8,800円(税抜)
個人向けにちょっと金額を足すだけで法人向け機能が使えるのが◎
http://www.symantec-smb-solutions.com/jp/security/sepsbe2013/buy
TrendMicro™ ウィルスバスター ビジネスセキュリティサービス
- Windows Home Server 2011に対応しています。
大事な事なので、もう一度。
WHS2011に対応しています!!! - PC/サーバ/Macだけでなく、Androidにも対応
- 新規/更新ともに1年間1ライセンス 6,288円(税別・NECの価格表より)
3年の場合、18,864円(税別・NECの価格表から計算)と他社に比べて高い
※逆にこれが普通の価格か・・・ - 契約期間中のライセンス追加を想定し、1か月単位のライセンスを別途用意
http://www.trendmicro.co.jp/jp/business/products/vbbss/index.html#overview
http://jpn.nec.com/soft/trendmicro/vbbss/price.html
余談:価格に見えないものがあるんでしょうね
法人向けセキュリティ製品は、官公庁に強い(と思っている)TrendMicro社の古い製品しか使ったことがありません。他社製品の良さはわかっていませんが、数台だとしてもポリシー変更を全台に適用する作業の手間や人的ミスを(目標である)ゼロにするためには法人用がやっぱり便利です。
価格だけを追求し個人向け製品を何百ライセンス購入するのもいいでしょうが、年月が経過すればするほど後で痛い目にあう確率は異常に高いです。
ご利用は計画的に!とはよく言ったものですね。