手動でバックアップを何度行っても「警告」と「失敗」が。。。
今回は、Windows Server 2012 R2 Essentials で利用しているMicrosoft Azure Backup が失敗するサンプルと対処法をメモ。
サンプルと書いている通り、一つの例だと思ってくださいね。
今回の現象
- Microsoft Azure Backup(ダッシュボード上ではOnline Backup)の状態に「失敗」ないしは「警告」が記録される
- 「失敗」のジョブ エラーには「未知のエラーが発生しました~エラー コード: 186DC」が記録される
- 「警告」のジョブ エラーには「なし」が記録される
ダッシュボードの「正常性の監視」にも「警告」が表示されたりします。
対処法
イベント ビューアを除くと「Windows Azure Backup Agentのログ」に関して書かれており、下記パスにファイルが生成されていました。C:\Program Files\Windows Azure Backup Agent\Temp\LastBackupFailedFilesXX.txtファイルには、どのファイルがバックアップ失敗の原因であるかが記録されています。
今回の場合、あるユーザーのフォルダー リダイレクト先(デスクトップ フォルダ)のテキスト ファイルが原因である事が分かります。
ファイルを排除する事でオンライン バックアップは正常完了します。
では、そのファイルの何が悪いのか?
想像できる限りのテストを行いましたが、本当の原因は分かっていません。
しかし、ファイルの文字コードがANSIだとエラーになる事だけは分かりました。
試しにUTF-8など他文字コードに変更しオンライン バックアップを実行したところ正常完了しましたので。
もし、同じようなケースに遭遇された方は対象ファイルの文字コードを変更してみてはどうでしょうか。
余談:短時間における連続バックアップには注意しましょう
テストで短時間に何度も何度もバックアップを行うと「制限値を超えてるぞ!」と怒られてしまいます。どの程度時間をあければいいのかは分かりませんが、少なくとも翌日のバックアップ(22時)ではバックアップされていました。
エラー メッセージにある通り、もし怒られた場合は時間を空けてください。