Windows Server 2012 R2 Essentials は最大50デバイスまで登録できるので、全台を登録しておけば緊急メンテナンス時に便利です。
RDCManは何が出来るの?何が便利なの?
社内IT部門の方の中には、一人で数十・数百のクライアントを管理している方もいらっしゃると思います。私も以前そういったところで仕事をしていましたが、
- クライアントPC名ってなんだっけ?
- ユーザ名を忘れた
その後は、社内システム 管理台帳(PC名や機器構成、設置場所などを記録する台帳)を作成、適時メンテナンスを行いました。
とはいえ、緊急時にリモート アクセスをする時だと正直焦ります。
今回ご紹介するツールは、
リモートデスクトップ接続(RDP)の管理ツールです。
Windows のクライアント及びサーバーへのリモート デスクトップ 接続を1つのウィンドウから一元管理出来ます。
一度登録しておけば、接続先リストから簡単に接続出来ますし、[ドキュメント]フォルダに[xxxx.rdp]ファイルを何個も保存する必要がありません。
グルーピングが出来ます!
RDCManが優秀だな!と思うのは、グループが作成できる点。
下記画像のよう
- 営業部
- 経理部
- 総務部
などグループを作成し、その配下にクライアント又はサーバーを登録しておけば誰でも直感的に使えます。
接続リストの使い回しが可能!
初期起動時に作成する[RDCMan Groups ファイル(.rdg)]、このファイルは登録したクライアント又はサーバーの接続情報がXML形式で格納されています。
複数人のシステム管理者がいる場合は、
- 管理者用マシンに.rdgファイルを展開する
- 管理者用共有フォルダに.rdgファイルを保存
のような使い方も出来ます。
一覧画面からもマウスで操作出来るのね!
フォルダー ツリーのルートを選択すると、登録されたクライアント又はサーバーがサムネイルで表示されます。
接続済みの場合、デスクトップ画面など現在の状況が表示されます。
RDCManの面白いところは、これら小さな各画面はマウス操作等が可能です!
「小さすぎて操作する気にならん!」という方は、設定を変更してください。
[Thumbnail Size]のピクセル サイズを変更する事で見やすくなります!
接続先を一度に追加したい・・・
.rdg ファイルを自作してみましょう。server要素(
登録済みサーバー情報の行をコピーし、修正した他サーバー情報を複数ペーストする事も可能です。
PowerShell のWindows Server 2012 R2 Essentials用コマンドレットやActive Directory用コマンドレットを活用し、必要な情報を取得し整形すれば.rdg ファイルが簡単に作成できると思っています。
作成する場合の注意点が一つ。
接続パスワードを格納するpassword要素は暗号化、非暗号化が選択できます。
- password 要素と内容
- storeAsClearText属性と属性値
storeAsClearText属性値をTrueにすると、パスワードをそのまま書く事が出来ます。
Falseにすると、暗号化されたパスワードになります。※暗号化アルゴリズムは分かっていません・・・
ダウンロード サイト
Remote Desktop Connection Manager - Microsoft Download Center