最近みた中で非常に珍しい現象でしたのでご紹介します。
これは分からない・・・
現象
Windows 7 + Office 2003のファイルでのみ発生する現象です。- Windows Storage Server 2012 R2等ファイルサーバーにOffice 2003のファイルを保存
- Windows 7からOffice ファイルを開く
- ファイルの編集がすぐに行えず 「応答なし」となる
この内容は下記質問で知りました。
” 作 ” という文字があるフォルダ名の共有フォルダで、EXCELファイルなどを開くときに時間がかかる件 - Technet フォーラム
原因
フォーラムの質問された方が原因と解決方法を投稿されていました。特定の 2 バイト文字を含むネットワーク パスのファイルを開くと Office アプリケーションの応答開始に時間がかかる原因は、共有フォルダー名に特定の文字が入っているためとの事。
Unicodeの下位1バイトが0x5Cと0x2Fの特定文字をスラッシュと誤って認識しWebDAV 接続を試みるそうです。
その間ファイルの応答がないためファイルが開くまで時間がかかるとの事。
Unicodeの下位1バイトが0x5Cと0x2Fの特定文字ですが、調べてみたところ
- 作(u4F5C)
- 支(u652F)
- 浜(u6D5C)
- 怯(u602F)
- 恜(u605C)
などでした。
回避策
回避策は、- 下位の 1 バイトが 0x5C もしくは 0x2F となる文字を、ドライブ直下のフォルダ名に使用しない
- ドライブ直下にこれらの文字を含まないフォルダを配置し、そのフォルダーの配下にこれらの文字を含むフォルダを配置する
特定の文字を使わない、との事です。
余談:試してみたが再現せず
Windows Storage Server 2012 R2 StandardとWindows 7 Home Premium 32bit(SP1)+Office Standard Edition 2003の環境を構築し試してみましたが、残念ながら再現されませんでした。Office以外は最新の更新プログラムを当てている状況なので、特定の環境下だけなのでしょうか・・・