Windows 10 印刷間隔が異常に長く、失敗のトースト通知が多発する場合の対処法

Windows 10のクライアントPCからドキュメントを印刷すると印刷間隔が異常に長く、さらには印刷失敗のトースト通知が多発する現象に遭遇。
今回はWindows 10 印刷間隔が異常に長く、失敗のトースト通知が多発する場合の対処法をメモ。

2016.07.14 Windows 10 Insider Preview Build 14388ではWSDを使用しても本問題は発生していません。

印刷が非常に遅い!ファイルごとに失敗する

今回問題となった動作は以下の通り。
  1. WordやExcelファイル等から印刷
  2. プリンターから用紙が排出
  3. 数秒~数十秒後に印刷キューの状態がエラーになる
  4. エラーのキューが自動的に消える
  5. 「印刷失敗」のトースト通知が表示される
  6. 次のキューを処理
印刷間隔が異常に長くなるため、複数枚だと業務に支障をきたします。

    印刷ポートをWSDから標準のTCP/IPポートへ変更する

    プリンターの設定情報を確認したところ、印刷ポートが標準のTCP/IPポートではなくWSD(Web Services for Devices)になっていました。

    今回は、この印刷ポートを標準のTCP/IP ポートへ変更する事で解決できます。

    印刷ポートの変更手順

    1. プリンターのプロパティを開く
    2. [プロパティの変更]をクリック
      ※この操作をしないとプロパティの変更が出来ません
    3. [ポート]タブをクリック
    4. ポートを変更
    余談:WSDって何?
    WSD(Web Services for Devices)、実は初めて知った機能です。
    Web Services on Devices - msdn」を読む限り、
    WS-Discovery プロトコルを使ってネットワーク上のデバイス(例えばプリンター)を発見、アクセス、関連付けする
    事が出来る機能のようです。

    About Web Services on Devices - msdn」にはクライアントとネットワーク デバイスとの会話を示した図があるのでわかりやすいです。

    ※何となく分かった気がしていますが(たぶん)理解できていないと思います、私の場合。
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