今回は、Hyper-Vの仮想マシンにWindows Server 2012 R2 Essentialsを新規インストールするとWindows 更新プログラムがロールバックする原因と対処法をメモ。
今回の現象
- Windows 10 ProのHyper-Vを有効
- 仮想マシンを初期設定状態で作成
- Windows Server 2012 R2 Essentials with Updateをインストール
- 構成ウィザードからセットアップを行う
- Windows Updateをフルで当てる
- 再起動
- 更新プログラムのロールバックが開始され、異常に時間がかかる
確認できた回避手順
模索した結果、KB2919355とKB3000850を分けてインストールする事で回避出来ました。手順は下記のとおり。
- Windows Updateを開く
- KB2919442がインストールされているか確認
- KB2919355 +αをダウンロード、順番にインストール
- clearcompressionflag.exe
- KB2919355
- KB2932046
- KB2959977
- KB2937592
- KB2938439
- KB2934018
※もしかすると、付随する更新プログラムも同時にインストールされる可能性があります - ひたすら待ち続ける
- 再起動後、残りの更新プログラム(KB3000850を含む8個)をインストール
2016/1/17 加筆
又はKB2920189を先にインストールする方法も可能です。
- KB2920189のみチェックしWindows 更新プログラムをインストール
※関連する22個のWindows 更新プログラムが同時にインストールされました - 再起動後、残り147個のWindows 更新プログラムをインストール
- 再起動後、残り3個ののWindows 更新プログラムをインストール
後で分かった予想される原因
回避方法が分かった後に、山市さんのブログ記事を知りました。
回避手順 #2でインストールされる165個の更新プログラムの中にKB2920189が含まれてい他ので、一番最初にKB2920189をインストール山市良のえぬなんとかわーるど
先月末に「 Hyper-V 第 2 世代仮想マシンと KB2871690 の問題 」で、Windows Server 2012 R2 Hyper-V 上のセキュアブートが有効な Windows Server 2012 の第 2 世代仮想マシンで KB2871690 のインストールが失敗するという話題を取り上げましたが、
山市さんのブログ記事以外にも皆さん困っていたようですね。
Windows Server 2012 R2 を新規インストールしてWindows Update すると 「Windows 更新プログラムを適用できませんでした」 のエラーメッセージが表示され、ロールバック処理が実行され非常に長い時間がかかる
KB2920189が適用できない