Hyper-V WSE 2012 R2を新規インストールするとWindows 更新プログラムがロールバックする原因と対処法

ここ数日Hyper-V上にWindows Server 2012 R2 Essentialsを新規インストールしWindows Updateすると更新プログラムのロールバックがも走る問題に何度も直面しました。
今回は、Hyper-Vの仮想マシンにWindows Server 2012 R2 Essentialsを新規インストールするとWindows 更新プログラムがロールバックする原因と対処法をメモ。

今回の現象

  1. Windows 10 ProのHyper-Vを有効
  2. 仮想マシンを初期設定状態で作成
  3. Windows Server 2012 R2 Essentials with Updateをインストール
  4. 構成ウィザードからセットアップを行う
  5. Windows Updateをフルで当てる
  6. 再起動
  7. 更新プログラムのロールバックが開始され、異常に時間がかかる

確認できた回避手順

模索した結果、KB2919355KB3000850を分けてインストールする事で回避出来ました。
手順は下記のとおり。
  1. Windows Updateを開く
  2. KB2919442がインストールされているか確認
  3. KB2919355 +αをダウンロード、順番にインストール
    1. clearcompressionflag.exe
    2. KB2919355
    3. KB2932046
    4. KB2959977
    5. KB2937592
    6. KB2938439
    7. KB2934018
      ※もしかすると、付随する更新プログラムも同時にインストールされる可能性があります
  4. ひたすら待ち続ける
  5. 再起動後、残りの更新プログラム(KB3000850を含む8個)をインストール 

2016/1/17 加筆
又はKB2920189を先にインストールする方法も可能です。
  1. KB2920189のみチェックしWindows 更新プログラムをインストール
    ※関連する22個のWindows 更新プログラムが同時にインストールされました
  2. 再起動後、残り147個のWindows 更新プログラムをインストール
  3. 再起動後、残り3個ののWindows 更新プログラムをインストール

後で分かった予想される原因

回避方法が分かった後に、山市さんのブログ記事を知りました。

山市良のえぬなんとかわーるど

先月末に「 Hyper-V 第 2 世代仮想マシンと KB2871690 の問題 」で、Windows Server 2012 R2 Hyper-V 上のセキュアブートが有効な Windows Server 2012 の第 2 世代仮想マシンで KB2871690 のインストールが失敗するという話題を取り上げましたが、
回避手順 #2でインストールされる165個の更新プログラムの中にKB2920189が含まれてい他ので、一番最初にKB2920189をインストールした方がいいかもしれませんね。する方法も有効でした。

山市さんのブログ記事以外にも皆さん困っていたようですね。
Windows Server 2012 R2 を新規インストールしてWindows Update すると 「Windows 更新プログラムを適用できませんでした」 のエラーメッセージが表示され、ロールバック処理が実行され非常に長い時間がかかる
KB2920189が適用できない
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