WHS2011の共有フォルダにアクセスする場合、WHS2011コネクタをインストールするのが一般的ですが、それ以外の方法でアクセスする方法をメモ。
ちょっとしたテストを行いましたが、WHS2011は飽きないOSですね~面白い!
記事を書いた背景
10月26日にWindows8が販売開始されました。ほとんどの方はログオンユーザをMicrosoftアカウント(例えば、xxxx@live.jp)にしているのではないでしょうか?
Microsoftアカウントを使ってWindows8にログオン&共有フォルダにアクセスする事が出来ない!という質問が出てきましたので本記事を書いた次第です。
1.WHS2011コネクタをインストールしていない or スタートパッドを起動していない状態
WHS2011コネクタをインストールしていない or WHS2011スタートパッドが起動していない状態でWHS2011の共有フォルダにアクセスするにはWHS2011に登録したアカウント情報でOSにログインするまたは
「Windows資格情報」を追加する
を行う事で可能になります。
下記画像は実際にWindows資格情報を追加したものです。
常設は【エンタープライズ】になっています。
※エンタープライズの場合、永続的にログイン情報を使用することができます。
共有フォルダにアクセスするだけなら、このやり方でOKです。
これはWHS2011以外でも使えますので、共有フォルダのアクセス権限を【Everyone+フルコントロール】みたいな危ない設定は止めましょう!
なお、WHS2011コネクタが入っていませんのでバックアップ機能などは一切利用できません!!!
2.WHS2011コネクタをインストールしている場合
WHS2011コネクタをインストールし、ログイン処理を行う事でWHS2011の共有フォルダにアクセスできます。もちろん、バックアップなどのWHS2011特有の機能が利用可能になります。
WHS2011スタートパッドにログインした後のWindows資格情報は下記画像のようになります。
常設:は【ログオン セッション】になっています。
テスト:手動で資格情報を追加→WHS2011スタートパッドでログインするとどうなるか?
上記1の【手動で資格情報を追加】した状態で、2の【WHS2011スタートパッドを起動&ログイン】を行うとどうなるか?ちょっとテストしてみました。
WHS2011スタートパッドを起動すると
手動で作成したWindows資格情報が削除される
(常設がエンタープライズの方)
WHS2011スタートパッドにログインすると
WHS2011スタートパッドでログインしたWindows資格情報が登録される(常設がログイン セッションの方)最初、Windows資格情報が削除されてしまう理由が
Windows で特定の宛先に対して使用する資格情報を資格情報マネージャーに記憶しているにもかかわらず、再度、資格情報の入力を要求されるかと思いましたが、原因が違うなと・・・
この動作が分からなくて四苦八苦しましたが、テストを行った事で動作が分かっただけですが一安心しました。
資格情報周りの仕様を知りたいんだけど、どこを見ればいいのかまだ分かっていません。
余談:資格情報の追加・削除・修正ができるツール
OS標準の資格情報マネージャ以外に外部ツールがありましたのでメモ。Credential Management with the .NET Framework 2.0通常、手動でWindows資格情報を追加すると【常設】が【エンタープライズ】になりますが、このツールを使うと【ローカルコンピュータ】や【ログオンセッション】も指定して登録できます。