エンタープライズ向けネットワーク装置で有名なCISCO社のルーターやL2/L3スイッチを設定する際、専用のコンソール ケーブルが必要です。
ケーブルのインターフェース形状はネットワーク装置側がRJ45、PC側がDB-9であるため、大半のパソコンではUSB to RS-232変換アダプターが必要になります。
さて、先日Juniper SSG-5-SH-BTを購入し変換アダプターが必要となりましたが、コンソール ゲーブルのインターフェースがUSB/RJ45な珍しいケーブルを発見、購入したのでご紹介します。
ドライバーがWHQL認定な点、これは見逃せません!
【CISCO互換ケーブル】FTDI chipset USB RJ45 コンソールケーブル
Juniper SSG-5-SH-BTの設定は、ブラウザ又はコンソールから行います。※コンソールから設定する場合、CISCOのコンソール ケーブルが使えました。
細かい設定はブラウザよりもコンソールから行う方が便利で、RJ45/DB-9 コンソール ケーブル+変換アダプターを組み合わせてコンソール ポートに接続していました。
※昔はそうでしたが、今はどうなんでしょうね。変わらない?
今回購入したコンソール ケーブルのインターフェース形状はネットワーク装置側がRJ45、PC側がUSBとなり、この1本だけでネットワーク装置の設定が可能です。
いちいち組み合わせる必要がありませんし、2千円未満の商品なのでコンソール ケーブル+変換アダプターを新品かつ純正品を購入するよりも安く上がります。
実際に使ってみた
Windows 10 Technical Preview Build 9926をインストールしたPCにコンソール ケーブルを接続するとドライバーのインストールは自動的に行われます。このコンソール ケーブルにはFTDI chip社のIC(FT232R)が使用されており、USBとRS232を変換するICが組み込まれているようです。
インストールされたドライバーのバージョンはv2.10.0.0でした。
PCにTeraTerm v4.85をインストール、Juniper SSG-5-SH-BTにコンソール ケーブルを挿し込みシリアル ポート経由で接続すると問題なく設定が行えました。
ネットワーク ベンダーによって使えない場合がありそうですが、コンソール ケーブル+変換アダプターを新規で購入する場合やケーブルを数本持つ事が面倒だと思っている方には良い商品かもしれません。
ドライバーとリリース ノート
FTDI chip社が提供するWindows用ドライバーはWHQLの認証を受けています。初めて聞くメーカー名でしたが、認証を受けているので安心できるのではないでしょうか。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htmドライバーをインストールする前に、対象デバイス等が明記されているリリース ノートを読んでおくとよいかもしれませんね。
WHQLとは
e-words.jpさんでWHQLを調べると- Windows Hardware Quality Labsの意味
- コンピュータや周辺機器などのハードウェアがWindows対応製品としてふさわしいかどうかを試験する組織
WHQLを取得する利点はVERISERVEさんのサービス説明が非常に分かりやすいです。
http://www.veriserve.co.jp/solution/service/whql.html