PowerShell Azure Backupの転送予定データ サイズを確認したい

Microsoft Azure Backupのテストをしている時に「転送前の容量が簡単に分からないなぁ」と思いました。
Windows Server 2012 R2 Essentialsの場合はWindows Server Essentials ダッシュボードから、その他はMicrosoft Azure Backupから確認できます。
しかし、どちらも数ステップの操作が必要です。
今回は、GUIからではなくPowerShellからAzure Backup の転送前のサイズを確認するスクリプトを書いてみました。

Azure Backup の転送前のサイズを確認するサンプル

下記スクリプトは、スクリプトを実行した時のサイズを計算します。
そのため、
  • 現時点の転送予定量を把握したい場合
  • タスク スケジューラーに登録、バックアップ開始前に実行し記録(転送完了後に差分を把握)
等に利用できます。
後から実行するとデータの増減によっては意味をなさない事が考えられますので、「こういうスクリプトがあるんだ」と思った上でお使いください。
$s = 0
foreach($f in (Get-OBFileSpec -Policy (Get-OBPolicy)) ){
    $s += (Get-ChildItem $f.FileSpec -Recurse | measure Length -Sum).Sum
}
Write-Host ([System.Math]::round(($s/1GB),3))"GB"

キャッシュ ドライブの使用量と空き容量を確認するサンプル

Microsoft Azure Backupは、エージェントをインストールする際にキャッシュ場所を指定します。
既定ではシステムドライブが指定されます。
Technet ライブラリ「Install Azure Backup Agent and upload the vault credential」を見ると、
If the prerequisite software listed previously is not already installed on your server, it will be installed and enabled as part of the Azure Backup Agent installation.
In addition, the server on which you install the Azure Backup Agent should have at least enough local free storage space for cache location, which should be estimated at 10 percent of the amount of data to be backed up.
と書かれており、対象ドライブには十分な空き容量が必要で、少なくともバックアップ  データ合計値の10%と書かれています。
※Azure Backup エージェントのインストーラーには5%以上と説明されています。
そのため、転送前のサイズを確認すると共にキャッシュ ドライブの空き容量も確認する事をお勧めします。
確認するスクリプトも一緒に書いてみました。
Get-PSDrive -Name ((Get-OBRecoverableSource).friendlyname).substring(0,1)
2015-02-21_122001
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