TwitterでフォローしているPhilip ChurchillさんのサイトMSWHSに掲載されているHome Server SMART 2012 Betaを試してみました。
S.M.A.R.T情報はリモートデスクトップでCrystalDiskInfoで見ればいいじゃないか?という意見もありそうですが、私は便利なアドインだと思います。
※2012.02.25 記事追記しました。
Home Server SMART 2012の機能
現在のバージョンv2.2.1.21の一部機能を紹介したいと思います。
- ハードディスクのS.M.A.R.T情報がダッシュボードから確認できる
リモートデスクトップ接続をせずにWHS2011上のハードディスクのS.M.A.R.T情報が確認できます。
ちょうど怪しいハードディスクを搭載しているので、たまにチェックしている私には非常に便利なアドインです。
S.M.A.R.T情報取得のポーリング間隔はデフォルト3分です。
- 温度監視とアラートメールが可能
ハードディスク温度のしきい値を設定できます。
また、しきい値を超えた場合や健康状態状態がおかしい場合にアラートメールを送信できるようです。
下記アラートはSSDの一部項目が0に達したから寿命が尽きたよという内容です。
- サービスの管理やサーバのシャットダウン・リブートが可能
Home Server SMART 2012のサービスを管理できます。
また、ダッシュボードに標準搭載されているサーバのシャットダウン・リブートが本アドインから行えます。
なお、本バージョンはパブリックベータとなっています。
正確なS.M.A.R.T情報を読み取れているのかチェック!
ファームウェア問題があったシーゲート製ST31500341ASのS.M.A.R.T情報をキャプチャしてみました。
上段の画像はサーバ上で実行した時のCrystalDiskInfoのデータ。
下段の画像はクライアント上のダッシュボードで実行したHome Server SMART 2012のデータ。
キャプチャ時間に差異があるので生の値に違いがところどころありますが、05やC5、C6などハードディスク障害に関係するデータはちゃんと一致していますね。
これが違っていると困るんですけどね。。。
SSDのS.M.A.R.T情報も見れますが、未完成?
現在のパブリックベータ版はSSDのS.M.A.R.T情報も見ることができるようですが、一部項目がVendor-Specific Attributeと記載され正しく認識できていないようですね。
これについては開発元に報告しておこうと思います。
なお、下記S.M.A.R.T情報はOCZ VERTEX2 60GB(FW:1.33)のものです。
アラートメールにGmailは使えませんでした
Emaiタブをクリックするとアラートメールの設定ができます。
テストメールは下記のようになります。
アラートメールの設定で1点だけ注意が必要です。
設定画面下の注意書きに
メール送信には.Net SmptClient Classを使用しており、多くのSSLの実装をサポートしてない
と書いており、SSLを使ったメール送信はできないような記述があります。
※ssl implementationsのところがうまく訳せませんでした。。。
念のためGmailのSMTPサーバが使えるか試してみましたが、予想通りダメでした。
うまくアラートメールを送信できない場合は、TCP25番を使うSMTPサーバを設定しましょう。
開発のモチベーションはスターバックス次第?
Donateタブがありますが、開発者はスターバックスのフラペチーノが好きなようです。
Home Server SMART 2012を気に入ったらPaypal経由で寄付してはどうでしょうか。
私はSSDのSMART情報が読み取れるようになったら寄付する予定です。
実際にアラートがきました!
※2012.02.25 追記
昨日アラートがでました。
メールをみるとバッドセクタが2ヶ所できてるよ!(The disk detected 2 bad sectors~)と記載されています。
CrystalDiskInofでもC5・C6の生の値がカウントアップしていますので、ソフトウェア自体の品質は一定以上だと裏付けられます。
SSDは微妙かもしれませんが・・・