2016年でサポートが切れてしまうWindows Home Server 2011はプロダクトネームのとおり、ホームユースのサーバです。
個人的にはすごく気に入っていますが、運用=電気代がかかりますよね。
可能ならば、使用しない時間帯、特に夜間は停止して節電したいものです。
でも、一々電源ボタンを押したり、シャットダウンしたりは面倒くさいもの・・・
というわけで、今回は指定した時間にシャットダウン&電源オンを可能にする設定をご紹介。
設定内容はLightOutで有名な休止・スリープを使っておりません。
なお、この内容はWHS2011だけでなく、他のOSでも同じことができますので是非設定してみてください。
今更自動シャットダウンと自動起動を書いたワケですが・・・
以前は自動でシャットダウンのやり方は分かるけど、指定時間で自動起動するやり方がわからなかったのが理由。今回やり方がわかったのでブログ記事にした次第です。
当然ですが、毎月の電気代がかなり変わってきます
サーバ機を運用する鯖屋さんは「24時間運用が当然だろ!」と思うかもしれませんが、実際は運用以外に電気代という支出との戦いがあると思います。※お金があるから24時間運用が可能なわけですし。
以前は24時間運用をしておりましたが、昨年から夜間はサーバーをスリープする設定に切り替えました。
以前はワットメーターで見るとロード時110W程度の消費電力でしたが、スリープだと3W程度。
実例ですが、下の画像は我が家の電気料金一覧。
ハードウェアやOSが変わっているので正確な比較にはなりませんが、少なくとも運用時間を切り替えた2011年10月前後で電気代が数百円下がりました!
2009年11月 | Windows 2003 Server | 24時間運用 |
~2011年7月 | Windows Server 2008 R2 | 24時間運用 |
2011年7月~9月 | Windows Home Server 2011 | 24時間運用 |
2011年10月~ | Windows Home Server 2011 | 8時~24時運用 |
自動シャットダウンは「タスクスケジューラ」で行う
ながながと書きましたが、本題の内容を。自動シャットダウンは一般的ですが、タスクスケジューラを使用します。
設定は簡単。
- Administratorでログイン(リモートデスクトップでもOK)
- マイコンピュータを右クリック→管理 を選択
- タスクスケジューラを選択
- 新規タスクの作成 をクリック
- タスク名をクリック
- タスクの実行期間を毎日を指定
- 時間と間隔を指定
- プログラムの開始(T)を指定
- プログラムと引数を設定
プログラム shutdown
引数の追加 -s -t 0(-sはシャットダウン、-t 0は即実行) - タスクの作成完了
- タスクのプロパティを開く
- 全般タブを↓のように設定する
シャットダウンすれば設定完了です!
自動電源オンはBIOSの「Wake On xxxx設定」で行う
自動電源オンの設定ですが、これはマザーボードに依存します。今回はLenovo ThinkStation E30で設定してみました。
Dell製などで同様のことが出来るようなので、設定前にマザーボードのBIOS設定に対象項目があるか確認してみましょう。
- WHS2011をシャットダウンする
- 電源ボタンを押す
- F1ボタンを押す(マザーボードによってはF2やDELだと思います。)
- BIOS画面のPOWER項目を選択
- Automatic Power Onを選択
- Wake Up On Alarmを選択
- Daily Eventを選択
- Startup SequenceはAutomaticを選択
Alarm Timeは任意の時間(例えば、07:30:00)
余談:電気代でみるスリープとシャットダウンの違い
マイクロソフトから「スリープVSシャットダウン」というWebページが提供されています。面白いので是非見て下さい。
それにしても、製品によって力の入れ加減が違いますね~マイクロソフトは。