Androidタブレット市場において「激安」・「低品質」と言われていた中華タブレット(中華パッド)は最近になり「激安」・「それなりの品質」になってきました。
今回はTeclast製P85双核を購入してみたのでレビューをします。
すでに購入しレビューされているユーザさんとの差別化のため、「この点は注意!」に重視して書いてみたいと思います。
Teclast製P85双核の簡単スペック
- RK3066 CortexA9*2 1.5GHz
- Mali4(MP4?)
- メモリ1GB
- 8インチ液晶(解像度1024x768)
- 802.11b/g/n
- ストレージ16GB
- 最初からroot権限あり!
購入目的は「ビジネスで使えるレベル」か?
情報システム屋さんなら気になってるかもしれませんね。中華タブレットはビジネスに使えるのか?だって
- 価格が非常に安い
- HWスペックが思った以上に高い
可能な限り、初期導入費を落とせるだけ落としたいですよね。
でも、甘すぎる魅力の裏側には落とし穴がタップリあるんですね。
結論になりますが、Teclast社P85双核は
ビジネスでは絶対使えません!理由は後述します。
ビジネスでは使えない理由
- 突如「ブツッ」と音がして電源が落ちる・・・
- 液晶パネルの一辺はタップしても反応しずらい・・・
- 充電端子がmicroUSBだが、電流が2.5Aも必要!・・・
注意1 突如「ブツッ」と音がして電源が落ちる
2ちゃんねるでも書かれていましたが、Teclast製P85双核は「電池残量の表示」に難があります。
購入当初のFWはv1.17、電池残量が14%あたりでOSから警告が出て、少し触っていると突如「ブツッ」と音がして電源が落ちる事が頻発。
最新FWのv1.24から少しは改善された感はありますが、それでも同現象は稀に発生します。
大事な処理をタブレットでしてるときに落ちたら悲惨です。
これまたチャイナクォリティなんでしょうね。
注意2 液晶パネルの一辺はタップしても反応しずらい
ハードウェアスイッチを上にした状態(本体は横長)でGoogle Chrome(ブラウザ)を使用する状況を例にします。
新規タブを作成したり、他のタブを選択したりするのは大丈夫です。
ただし、タブを閉じる「☓」ボタンをタップしても全く反応しません。
試しに本体を縦長の状態やハードウェアスイッチを下にした状態で同一操作をすると正常に反応します。
これは結構イライラ感があります!
注意3 充電はmicroUSB+電流は2.5Aも必要
P85双核は充電端子がmicroUSBだったので、HTC DesireHDなどに付属しているmicroUSB端子+USBアダプタで充電可能だろう?!と予想していましたが大きく期待を裏切られました。
P85双核の充電端子はmicroUSBですが、充電に必要な電流は2.5Aとなります。
5V2AのUSB ACアダプタが販売されているのですが、P85双核で使えないとなると付属のACアダプタが壊れたと同時に本体がゴミとなる可能性があります。
非常に怖い・・・
なお、充電時の電流値が2.0Aの中華タブレットが他社製であります。
P85双核を買うよりもそっちを買ったほうが幸せかもね。
注意点さえ理解すれば、個人レベルでは使えると思います
Teclast製P85双核を購入するにあたっての注意点を3つほど書きました。
この3点を理解して上なら、「個人用」として快適に使えます。
購入時からroot化済みですし、Google Playも使えます。
最新ぎみのAndroid 4.0.4が搭載されているので一度でもAndroidを使ったことがあるユーザなら簡単に使えます。
くどいですが、個人レベルで使用するならです。
ビジネスの場合、使ったこともない社員に「これ使ってね!」と言って渡すとしましょう。
すると、
- タブレットの操作方法や扱い方について質問が来ます
- 少しすると、上記注意事項などのクレームが絶対来るはず
- 使用者は、だんだん使うこと自体がストレスになり生産性が低下する
といった順序で問題が表面化し、最終的に使われない玩具となるかもしれません。
これら予想される問題を事前に把握しておけば、iPadや品質が確実に上であるASUS製などのAndroidタブレットを買った方が幸せになれるはずです。
あえて全社員「中華タブレットを使う」スタンスも面白いかもしれませんね?!
余談ですが、5V2AのUSB ACアダプタを見つけました。
使えれば、付属のACアダプタが壊れても大丈夫かもしれませんね
※未確認ですが・・・