Lenovoさんから現行機種ThinkPad T430sのデモ機をお借りしましたので私物のThinkPad T420と比較をしたいと思います。
第二回は、周辺機器と保守性にフォーカスします。
- Lenovo ThinkPad T430sをT420と比較してみた①
- Lenovo ThinkPad T430sをT420と比較してみた②
- Lenovo ThinkPad T430sをT420と比較してみた③
ありがたい!ミニ・ドック・プラス3はT420、T430sどちらでも使える
T420を購入した当時のミニ・ドック・プラス3(USB3.0対応ではないバージョン)ですが、現行機種でも使用することができます。とある有名メーカならその機種じゃないと使えない!ということがありますが、ミニ・ドック・プラス3はその心配がありません!
これは非常にありがたい!!
た・だ・し!!!
ミニ・ドック・プラス3左上のスライダーをずらす必要があります。
理由はT420とT430sではドックと接続するコネクタの位置が異なるからです。
いや~よくできているな!と関心しちゃいました。
T430s | T420 |
これは嬉しい!HDD・SSDの保守性は上がってる
ThinkPadの良さの一つに保守性があります。主に使う保守パーツが見える状態にしてみて分かったのが、T430sのHDD・SSDは交換しやすくなっています。
画像を見ればすぐに分かりますが、HDD・SSDカバーを外すとT430sはデバイスの一部と引き出し用テープが見える状態です。
T420はデバイスも引き出し用テープもすっぽり隠れているので、引っ張りだすのがT430sに比べて非常に大変です。
T430s | T420 |
T420はカバーからネジが外れないよう工夫されていますが、T430sはHDD・SSDカバー用ネジが取れる仕様です。
メモリ等の保護カバーはネジが取れない仕様なのになぜ?と思いました。
ハードウェア障害時にネジをなくしてしまう心配が出てしまうのが残念ですね。
その他も取り外してみました。
背面中央部のカバーを開けると、
- メモリ
- PCI Expressスロットx2
ハードウェア保守マニュアルを読むと、サーマル・ファン・アッセンブリの一部です。
このパーツは、CPUやGPUを冷却するアッセンブリです。
なお、ビスを緩める行為はシステムを不安定になる可能性があるのでヤメましょう。
カバー等をすべて外すとこんな感じになります。
GJ!ハードウェア保守マニュアルが見やすくなった
パッと見、変わっている感がありませんが、実は全体をバラした一覧(FRU&CRU、LCD FRU)がマニュアル後半から中盤に移動していました。- T420:134~156ページ
- T430s:55~58ページ
だから何の得がある?と思う人が多いでしょうね。
実は、仕事でハードウェア障害対応をする機会があり、製造元が作成した保守マニュアルを読みながら作業した経験があります。
ハードウェア保守作業にあたる場合は
- マシンの内部構造の概要を事前に把握する
- 各パーツ交換手順(バラシとモドシ)を把握する
自作パソコンを作ったことがある方ならよく分かりますよね?
作業練度にも左右されますが、この順番でいつも作業にあたるので個人的にはT430sのハードウェア保守マニュアルに明記されている順番の方が私は気に入っています。
結論:T430sを買うか?買わないか?
Lenovo ThinkPad T430sを数日使ってみました。使用した結論としてお前は買うの?買わないの?という判断を下すならば、私は買いたいけど、買えない・・・
理由はT420を購入してまだ1年経ってないから。
基本スペックやIPS液晶など魅力的な点は多いんですけどね。
T420が修理不能になったら確実に買います!
その頃にはT440やT450が発売されてそうだけども・・・
余談:田舎人にとって貸出機は非常にありがたい
今回LenovoさんからThinkPad T430sをお借りしましたが、田舎に住む私としては非常にありがたいと思いました。都心であれば展示会があるので触る機会がありますが、田舎じゃほぼ皆無。
田舎じゃ、基本カタログベースで調査して注文することがほとんどですから。
貸し出しは1週間ほどですが、評価するには十分な期間かなと思っています。
改めてお礼申し上げます。
レノボさん、貸出機ありがとうございました。
追伸 万人に貸し出ししてくれる訳ではないと思いますが、可能ならサーバやワークステーションも借りてみたいな~