Lenovoさんから現行機種ThinkPad T430sのデモ機をお借りしましたので私物のThinkPad T420との比較をしたいと思います。
比較した感想等が結構なボリュームなので数回に分けます。
今回はお約束のスペック比較とルック&フィールにフォーカスします。
2012.09.26 T430sの液晶パネルはIPSではありませんでしたので、修正致しました。
期待してしまった方、申し訳ない・・・
デモ機のスペック
デモ機「Lenovo ThinkPad T430s」と私物のThinkPad T420のスペック比較表は下記の通りです。T430s | T420 | |
CPU | Intel Core i7-3250M 2.9GHz (IvyBridge) | Intel Core i5-2520M 2.5GHz (SandyBridge) |
チップセット | QM77 | Intel QM67 |
メモリー | 16GB | 6GB |
SSD | SAMSUNG MZ7PC128HAFU | Crucial M4-CT128M4SSD2 |
OS | Win7 HomePremium 64bit | Win7 Ultimate 64bit |
液晶ディスプレイ | 14インチ 1,600x900 | 14インチTN液晶 1,600x900 |
GPU | Intel HD Graphisc 4000 | Intel HD Graphics 3000 nVidia NVS 4200M(1GB) |
重量※6セル時 | 1.79kg | 2.24kg |
ThinkPad T430sのシステム情報
ThinkPad T420のシステム情報
か、軽いぜ!これ
デモ機を箱から取り出して持った瞬間ん?これ、軽くないか?と思いました。
上のスペック表をみれば分かりますが、T430sはT420より650gも軽いんですね。
X1 Carbonはもっと軽んでしょうが・・・
以前WHSのイベントにT420を持ち込んだんですが、重い!ずっしりくるくらい重い!!
WHS-MVPのみなさんには「よくそんな重いPC持ってきたね!」と言われた。。。
う、薄々ですぞ
重さに比例して厚さも良い感じ!手に持ってすぐに分かる程薄いです。
見た目と違って重い製品ってあるけど、これは重さと厚さが比例してる感があります。
残念ながら、私物のT420は重さもあるし、厚さもある。。。
さて厚さですが、パームレスト側は写真を見てもらえばわかると思いますが、4ミリ?5ミリ?は薄いと思います。
逆にヒンジ側は1ミリくらいかな~
どこまで開くのだ?T430sの全開は180度以上
T420でもたまに使うんですが、液晶を全開で開くやり方。L520は120度くらいまでしか開きませんが、T420はほぼ180度開きます。
デモ機のT430sは180度以上開きます。
そこまで開く必要性があるかは微妙ですが、対面の人が画面をしっかり見る場合に有効だと思います。
また、
実際にそれを想定して見ましたが、見やすさはT430sの方に軍配を上がります!
OSの起動は速いっちゃ速い
T420とT430sを同時に起動してみました。まっさらなT430sとアプリケーションが多数入っていたT420を比べるのはオカシイ気がしますが、参考程度に。
キーボードの打ち心地は・・・
すべてのThinkPadファンが気になっている(いた?)キーボードのレイアウト変更。以前「ThinkPad T430/T430s/T530のキーボードはアイソレーション!無念・・・」という記事を書きました。
アイソレーションに変わるのは仕方ありませんが、レイアウトがクラシックの7段から6段に変わったのは無念!ショック!
とはいえ、ThinkPadシリーズは今後6段アイソレーションを打ち出していくと思うのでクラシック7段愛用者は
6段アイソレーションに強制的に慣れるか
ThinkPadに見切りをつけるしかありません。
そんなクラシック7段愛用者の私ですが、今回初めて6段レイアウトのキーボードを使ってみました。
なお、T420は英語キーボードなので日本語レイアウトと若干異なります。
予想通りアイソレーションの打感(打ち心地)は悪くない
クラシックキーボードとアイソレーションを比べると、打ち心地はそんなに変わらないですね。これってある意味すごいなと。
各キーの中央部が若干凹んでいるので、指に馴染みます。
クラシック7段のキーより若干重く感じる
T420のクラシック7段キーボードより重く感じます。
T420をはじめて使った時も同じように重く感じたので、これはしょうがない事だと思います。
慣れれば重くは感じないでしょうね。
不要なキーがなくなったのは非常に嬉しい
6段レイアウトからScrLk・Pauseキーが排除されました。以前からいらない子だと思っていたので、非常にありがたいです。
クラシック7段レイアウトだと、稀にF12と間違って押しちゃう時があったので。。。
ファンクションキーは感で打つorキーを見ないと打てない
6段になったことで、ファンクションキーやEscキーなどは一直線に。また、ファンクションキーの4個区切りもなくなったので、若干使いづらい。
これも慣れるしかないのか・・・
Escキーの打ちやすさは変わらない(感じがする)
Escキーは他キーよりも大きくなっています。
人によってはいらないキーだと思いますが、私はよく使うキーなので打ちやすさが変わらない(感じ)がするので好印象!
Backspaceキーの打ちやすさは若干ダウン
T420の英語キーボードのBackspace比だと、キーサイズが半分。私的ですが、打ちやすさは
Deleteキーは大きいけど、打ちやすさは正直ガックリ
Deleteキーだけフィーリングが違うんだよな~個体差かもしれませんが、Escキー同様キーサイズは大きくなってるけど打ちにくい。
これは正直、ガックリですorz
個人的にはEndキーやInsertキーの位置にDeleteキーが配置されていれば最高です。
Home・Endキーは打ちやすくなった
Home・Endキーはホームポジションから近くなったからかな。クラシック7段レイアウトよりも打ちやすく感じます。
PrtScキーはどこにあるか分からないくらい存在感がない
PrtScキーは右Ctrlキーの左隣です。もう一度いいます。
右Ctrlキーの左隣にあります。
すっごくわかりにくい場所にあるな・・・
TrackPoint周辺はくぼみ、ボタンのカーブはなくなりました
TrackPoint周辺のキー(G&H&B)はT430sでは一部が凹んでいます。また、TrackPointボタンはT420のようなカーブがなくなりました。
フィーリングはほとんど変わらないので一安心。
キーボードと筐体の右側はたわみやすい
T420は左側パームレストを強く押すとたわみますが、T430sでも同じように起こりました。T430sはパームレストのThinkPadロゴを強く押すとキシム音がしますし、PgDnキーを押すと右側の筺体部分が沈み込みます。
動画を取りましたが、ちょっと分かりにくいかも・・・
たわむといっても、強く押した場合なので通常使用には全く問題ありませんのでご心配なく。
ビデオのタイトルをここに入力します
今回はここまで。
次回は周辺機器と保守性にフォーカスします。
次回お楽しみに~
- Lenovo ThinkPad T430sをT420と比較してみた①
- Lenovo ThinkPad T430sをT420と比較してみた②
- Lenovo ThinkPad T430sをT420と比較してみた③