ThinkPad T430sに引き続き、エントリーモデルThinkPad E430をLenovoさんからお借りしました。
以前ThinkPad Edge E420を代理購入したことがありましたので、今回はE420と毎日使っているT420の2機種と比較したいと思います。
感想は「キャッシュドライブ、これはいいわ~」です!
デモ機のスペック
デモ機は高スペックモデルです。スペックだけをみれば、所有しているThinkPad T420より確実に上です。
- OS - Windows7 Home Premium 64Bit
- CPU - Core i7-3612QM プロセッサー (2.1GHz)
- MEM – PC3-12800 8GB(4GBx2)
- HDD - Toshiba 500GB 7,200rpm
- SSD - SanDisk 16GB(HDDパフォーマンス・ブースター)
- VGA - Intel HD Graphics 4000
- Display - 14inch(1366x768)
- WiFi - ThinkPad IEEE 802.11b/g/n
- Etc - Web Camera, 指紋認証
ThinkPad E420と一緒?いやいや、よくなってるよ!
箱から出して最初に触った感じは「ThinkPad E420と一緒じゃん!」でしたが、触っている最中に「少しづつ改良されている!」と思いました。似て非なるうんちゃら、とはこの事でしょうか。
◎:パームレスト先端が改良されているのはGood!
ThinkPad E420のレビュー記事にも書きましたが、ThinkPad E420のパームレストは先端が鋭角になっているため長時間使っていると手首に後が出きるほど痛くなりました。ThinkPad E430はちゃんと改良されており、ThinkPad Tシリーズなどと同じようにアールがかっています。
これは非常に嬉しいですね~
◎:キャッシュドライブ、これは買いでしょう!
E420もそうですが、mSATAのスロットが搭載されています。今回のデモ機はSanDisk社の16GB mSATA キャッシュドライブが搭載されています。
OS上からキャッシュドライブは見えなくなっており、ユーザが利用できるのはHDDの容量分だけです。
起動時間は約30秒でした。
キャッシュドライブが起動の高速化に寄与していることがはっかり分かります。
これはRapidBootとRapidBoot HDD Acceleratorの2アプリケーションによって実現されています。
Lenovo ThinkPad E430 Boot
今は2.5inch 128GB SSDが7~8,000円で購入できることを考えれば割高感がありますが、ThinkPadに最適化されたパーツ+ソフトウェアが手に入るので安い買い物だと思います。
◎:タッチパッドのボタンがない?そういうことか・・・
ThinkPad E420のタッチパッド用ボタンが配置されていましたが、E430にはこのボタンがないんですよ!タップするタイプか?と思いきや、タッチパッド自体がボタンになっています。
これはいいですね~クリック動作をしたい時に指をわざわざ上or下に移動する必要がありませんから。
私はタッチパッドを無効にしてトラックポイント一本で使っていますが、このタッチパッドは使ってみたいな~と思いました!
△:EscとDeleteキーは大きくなった!ファンクションキーは・・・
キーボードですが、ThinkPad E420から変わった点はEscとDeleteキーが大きくなったぐらいですね。
キーのフィーリングはThinkPad T430sとほぼ同等かな。
E420から引き継がれている困った仕様が1点だけ!
キー配列はThinkPad T430sと同じですが、ファンクションキーの動作が異なります。
E420も同じでしたが、ファンクションキーを押すと白いマークの内容が実行されます。
F1を実行したければ、Fn+F1を押してください。
この反転動作ですが、BIOSから本来の動作に設定変更できます。
やり方は簡単
- 電源ボタンを押す
- F1ボタンを押す(Fnボタンは押しません)
- Configタブを選択
- Keyboard/Mouseを選択
- Change to "F1-F12 keys"をDefault→Legacy
- Restartタブを選択
- Exit Saving Changesを選択
×:やっぱりEシリーズのUltraNavは安っぽい・・・
触ってすぐに残念だと思ったのがUltraNavですね。ここはThinkPad T420との比較になりますが、理由は2点。
- トラックポイントの高さが異常に低い
トラックポイント・キャップの頭頂部ですが、アイソレーションキーボードのキーと同じ高さになっています。
T420はキーよりも高い位置にトラックポイント・キャップの頭頂部があります。
正直、触って違和感があり気持ち悪いです。
Tシリーズを使っている私としては、生産性が確実に落ちました。
数ミリ位置が違うだけで別物だと思ってしまうほど、これは残念すぎる・・・
- TrackPointボタンは相変わらず安っぽい
ThinkPad E420と同じですが、TrackPointボタン(3ボタン)はT420やT430sとはフィーリングが違いますね。
見た目はT430sとそっくりですが、押し心地が違います。
ペコペコ感ときか・・・
ボタンの内部に入っているゴムの材質の違いなんでしょうかね・・・
これまた残念でなりません・・・
その他
ThinkPad E430ですが、ThinkPad E420から劇的な変化はありませんが、幾つかの改善がなされています。 ThinkPad E420を代理購入した時は
パームレストの先端が鋭角なため、長時間タイピングできない!と思いましたが、ThinkPad E430は
個人用としては買わない!
自分用としては買いませんが、家族や友人にはオススメしたいパソコンですね。
理由は
- 価格的に手が出しやすい
- ThinkPad E420よりもユーザビリティが向上
- オプションパーツを搭載すればSSD並にOS起動の高速化が可能
最初からSSDを搭載した方がいいんじゃない?という意見がありそうですが、人によっては容量不足に直面すると思います。
その点、大容量HDD+キャッシュドライブは速度・容量の2つの問題を安価にクリアできますので、キャッシュドライブ付きThinkPad E430はオススメできるパソコンです!
なお、キャッシュドライブ付きThinkPad E430を購入したい方はLenovoショップからの購入をオススメします。
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