先日Windows Server 2012 Essentials RTM用としてASUS C60M1-Iを購入しました。
CPU(正確にはAPU)をOC(オーバクロック)することでWS2012Eをインストールできましたが、WHS2011ではどうか?
気になったので現サーバに組み込んでみました。
結果は、組み込んで「大正解」!
ASUS C60M1-Iをサーバ機に選定した理由
- メインがファイルサーバなので低スペックで十分
- 24時間運用だと電気代がかかるので、省電力CPUが不可欠
- SATAが6ポートあるので、HDDが多数接続できる
- 実売価格が7~8000円と安い
本内容を説明する前に・・・
時間の都合上、テスト用WHS2011のCPU、マザーボードをC60M1-Iに挿げ替えて今回のテストを行いました。
WHS2011がインストールされているHDDを再利用しているため、インストール作業は行なっていません。
インストールが出きるかどうかは確認していません。
予めご了承くださいm(_ _)m
ドライバのインストールに注意しましょう
実際に稼働させるためには各種ドライバが必要ですよね。
ASUSのサイトからZIPファイルをダウンロードし、何も考えずにインストールしようとするとエラーがでます。
理由はAsusSetup.exeという実行ファイルがOSのバージョンチェックをしっかり行なっているためです。
この場合は、AsusSetup.exeではなくSetup.exeを実行してください。
なお、ダウンロードするドライバはWindows7 64bitです。
余談ですが、実はASUS製品は生まれてから一度も使ったことがありません!
よく使うシチュエーションだと、どの程度の負荷になるか?
すごく簡単ですが、3つほどテストしてみました。
テスト環境のネットワークは有線LANが全て1Gbps、無線LANのリンク速度は300Mbps。
クライアントはThinkPad T420、OSはWindows7 64bit。
テスト① 動画ストリーミング
テストで使った映像は下記のとおり。
- 462MB、25分
- 1280x720
- Video - VC-1(WMV3) (2430Kbps)
- Audio – MP3(193Kbps)
サーバ側(WHS2011)の負荷は約5%前後で、スムーズに再生しています。
テスト② ファイルコピー
テスト①と同じ環境で約2GBのファイルをダウンロードしてみました。
LightsOutなど複数のプロセスが稼働した状態ですが、負荷は20%前後。
テスト③ VVAULT+ストリーミング+ファイルコピー
VVAULT上のファイルに複数アクセスした状況を試してみました。
- テレビでMPGファイルを再生
- クライアントPCから2GBのファイルをダウンロード
この状況でも負荷は15~25%程度です。
Comodo Program Managerにご注意
WHS2011上にテスト用として様々なアプリをインストールするので、Comodo Program Managerをインストールした状態で、テスト①を行ったところ、CPMservice.exeのCPU使用率が40~50%となる現象を確認しました。
私の環境では再現性がありますが、他のユーザさんはどうなんだろうか・・・
同じ状況になる場合はアンインストールをオススメします。
WHS2011本来の使い方ならC60M1-Iは十分に使える!
実際にASUS C60M1-Iを使ってみた感想は、WHS2011本来の使い方なら十分に使えると思います。
私の使い方なら、ファイルサーバとしても、ストリーミングサーバとしても十分なスペックですね。
WHS2011もC60M1-Iも使ってみたいけど・・・?と躊躇しているユーザさん、是非買って、使ってみてください。
これはオススメできる組み合わせです。
それにしても、ASUSはいいところに目の付けたな~!
余談:USB3.0がないのが痛い!もっとSATAポートが欲しい!
C60M1-IのSATAポートはITXのくせして6個も搭載してますが、人によってはこれじゃ足りないわけで・・・
また、C60M1-IはUSB3.0ポートを搭載してませんorz
色々調べてみたところ、USB3.0とSATA3のコンボカード「ASUS U3S6」がこれら問題をうま~く解決してくれます。
とはいえ、現在ASUS U3S6は販売されていない現状・・・
私は中古品をオークションで手に入れて現在組み込んでいます。
再販してくれればいいんですけどね~
なお、U3S6の代用品は玄人志向の「SATA3+USB3.0-PCIE」だけのようです。※評価はよくないみたいですけども・・・
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