C60M1-Iを新規購入されたユーザさんから「WHS2011の新規インストールが出来なかった」との情報をいただきましたので、WHS2011を超低スペックマシンに導入するために最低限知っておいた方がいい内容をメモしておきます。
Windows Home Server 2011のシステム要件
ご存じのとおり、WHS2011のシステム要件は
- CPU: 1.4GHz x64 プロセッサ
- メモリ: 2GB
- HDD: 160GB
となっています。
ASUS C60M1-IのAPUは1.0GHzのため、そのままではハードウェアチェックにひっかかりインストールできません。
C60M1-IはAPUをオーバークロックすることができ、私が確認できた限り
安定稼働できる最大周波数は1.25GHz
でした。
数値を見れば分かる通り、システム要件に150MHz足りないため、このままではインストールが完了できません!
では、どうすればいいか?
ASUS C60M1-IやCeleron847を搭載したマザーボード(Gigabyte GA-C847NやBiostar NM70I-847など)など超低スペックマザーボードを使ってWHS2011をインストールさせるためにはどうすればいいか?
1.Windowsの無人インストールを使う
以前60GB SSDにWHS2011をインストールしたことがありますが、知らずにインストールしたところハードウェアチェックに引っかかりました。
その時行ったのが「Windowsの無人インストール」です。
無人インストールを使うことで
インストール時の手動設定を自動化する
ことができ、WHS2011のインストール中に行うハードウェアチェックを回避することができます。
私が無人インストールを行った時はWHS MVPの岡部さんのブログ記事
を参考にさせていただきました。
2.他パソコンでインストールを行う~力技
あまりオススメできませんが、他パソコンにHDD/SSDを取り付けWHS2011をインストールします。
インストール完了後に超低スペックマザーボードに接続して稼働させます。
ライセンス認証やドライバのインストールは超低スペックマザーボードに接続後に行えば比較的クリーンな状態だと思います。
※素人っぽい内容なので、書いてて恥ずかしい・・・
「昨年からの節電志向」や「今年から上がる?電気代」を考えると、超低スペックマザーボードの需要はあると思っています。
また、マザーボードの価格が安いから使ってみよう!と思うユーザさんも多いと思います。
超低スペックマザーボードとWHS2011を組み合わせたい!と思っているユーザさんに参考にしてもらえれば、これ幸いです。
余談:Windows Server 2012 Essentialsへの無人インストールについて
Twitterでフォローしている方がCeleron847マザーボードを購入、Windows Server 2012 Essentials(WS2012E)をインストールしたところ
インストール後に行うハードウェアチェックをクリアできなかった
との話を聞きました。
これは、WHS2011と異なりWS2012Eはインストール完了後にハードウェアチェックを行います。
そのため、超低スペックマザーボードを使うと無人インストールを行っても絶対にハードウェアチェックに引っかかります。
私が所有しているASUS C60M1-Iでも当然インストールできませんでしたが、APUをオーバークロックすることでハードウェアチェックをクリアしました。
1GHzのASUS C60M1-IにWindows Server 2012 RC Essentialsを強引にインストールしてみた
もし、WS2012Eと超低スペックマザーボードを組み合わせたい!と思っているユーザさんはハードウェア選定をしっかり行ってください。
いろいろ試した限り、WS2012Eのシステム要件を満たしたハードウェアを選定した方が無難です。
これ言ったら終わりですよね・・・