常日頃Windows8を使っていますが、検証が必要になったのでWindows7にIE10 Release Preview版をインストールしてみました。
インストール方法は検索していただくとして、インストール時の注意点についてメモ。
ところで、Release Previewってなに?
たまに製品名にCPやRP、DPなどがついている場合があります。あまりマイクロソフト製品に詳しくないのでWindows8のWikiPedia※等でこれら用語?を調べました。間違い等がありましたら、是非ご指摘ください。
なお、下記リストはWindows8の開発~製品版リリースまで時系列にしています。
- 2011/09 Developer Preview公開 ハードウェア・ソフトウェア開発者向け。
ドライバなどの開発はこの時期から行われているのでしょうかね?
メーカさん、お疲れ様ですm(_ _)m - 2012/02 Consumer Preview公開 DPから改良が加わり、一般ユーザを対象とする版。
- 2012/06 Release Preview公開製品として正式公開される版。
私はこの版から少しづつ触っていました。
RC版(Release Candidate)と同じでいいのかな? - 2012/08 RTM公開
量産体制に入った版で、ほぼ製品版と同じ(とか)。
Release To Manufacturingの略であって、Remember The Milkではありません。 - 2012/10 GA公開一般ユーザが入手できる版。
General Availabilityの略です。
※WikiPediaの情報が必ずしも正しいとは限りませんので、参考程度だと思ってください。
Windows7向けIE10RP版 インストール前にQ&Aを読んでおこう
CP版やRP版(RC版?)などをむやみやたらにインストールすると痛い目にあう可能性があります(実体験)。特にInternet ExplorerやFirefoxで・・・痛い目に合う前にWindows7向けIE10 RP版のQ&Aを読んでみました。
いくつか気になる点がありましたので、メモしておきます。
- RP版はテスト版であり、最終製品版ではない
- ゆえに、ユーザの期待通りに動作しない事がある
- RP版はトラブルシューティングが自分で実行できる方向けである
- IE9と並行使用はできない(IE10RP版はIE9を上書きインストールするため)
- Windows7 Service Pack 1が必須
IE10 RP版インストール時のエラー内容
Windows7 Home Basic 32bitにIE10をインストールした際に遭遇した、または遭遇する可能性のあるエラー内容を書いておきます。インストール時に「オペレーティングシステムがサポートされていません」のエラーがでる
Windows7にインストールを行う場合、下記エラーがでる場合があります。オペレーティングシステムがサポートされていません。
このバージョンのInternet Explorerのセットアップでは、ご使用のバージョンのWindowsはサポートされていません。ご使用中のWindowsオペレーティングシステム向けに開発されたバージョンのInternet Explorerを、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=242596からダウンロードしてください。
これは
- 間違って32bit版に64bit版をインストールしようとしている(またはその逆)
- Windows7にService Pack 1(SP1)が当たっていない
お恥ずかしい限りですが、どちらにも引っかかってしまいましたorz
その他:インストールに失敗
MSサポートを見ていたところ、インストール中に「自動的に必須コンポーネントもインストール」するそうですが、一部に障害があるとインストールプロセスが停止するそうです。この現象はまだ遭遇していませんが、もしそうなった場合は下記リンクにアクセスして対処しましょう。
Windows 7 でインストールに失敗する、Internet Explorer 10 Release Preview 用の必須更新プログラムを取得する方法
Windows7向けIE10RP版ダウンロードサイト
http://windows.microsoft.com/ja-jp/internet-explorer/downloads/ie-10/worldwide-languages
余談:検証時にWindows8のクライアントHyper-Vが役立つね~
みなさんも使っていると思いますが、Windows8 ProではクライアントHyper-Vを使用することができます。Hyper-Vってなんですか?という方は下記記事を読んでください。
Windows8 クライアントHyper-Vを有効にする手順マイクロソフトTechnetサブスクリプションを契約している方などは「Windows7をダウンロード→Hyper-V上にインストール→IE10 RP版をインストール」することで今回のような構成を簡単に構築できます。
VMWareやVirtualBoxをわざわざインストールする必要がない!だけでもWindows8 Proを購入してよかったと思っています。