Office 2013 オートコレクト項目ファイル「MSO1033.acl」のバックアップ/復元/破損/削除について

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Officeには入力文字を自動変換する「オートコレクト」機能があります。
MS-IMEの辞書と同じように、
  • 複数PCで共通の「オートコレクト」項目を利用したい
  • バックアップを取りたい
  • 復元したい
等の要望がありましたので、これらを実現する方法をメモ。

注意
本内容は、バイナリファイルの中を閲覧、または、破損を目的としています。
バイナリデータはレジストリ同様、非常に高度な知識・経験が必要です。
バイナリを弄り、ご自身で復旧させる知識・経験がない場合はマネをしないようお願い致します

オートコレクト項目の保存場所とバックアップ/復元

オートコレクト項目のファイル名はOffice 2007も2013も同じですが、OSによってパスが異なります。
Windows XP
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Office\MSO1033.acl
2013-10-24_111348
Windows 7
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Office\MSO1033.acl
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バックアップと復元
バックアップはMSO1033.aclファイルをUSBメモリ等にバックアップするだけです。
復元は上記パスに上書きするだけです。

オートコレクト項目ファイルは全Office製品で共通の模様

触った初めて知りましたが、オートコレクト項目ファイルは全Office製品で共通で使用しているようです。
MSO1033.aclファイルが1つしかないのはそういう事なのでしょうか。

オートコレクト項目ファイルのACLとは?

ACLとは
AutoCorrect List File
の事を示し、ファイルはバイナリ形式になります。
※Access Control Listとは別になります。
ファイル内容ですが、英字内容はそのまま読めます。
下記画像を見てもらうと分かりますが、[alomst/almost]等の内容がしっかり読めます。
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日本語は当然読めません。
ちなみに、下記枠は「こんにちわ/こんにちは」を表しています。
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結果のみ:ACLファイルを破損させるとどうなるか?

バイナリエディタを使用し、前述の日本語部を適当な文字で上書きするとどうなるか試してみました。
結果、英字の変換内容が全て消え、日本語の表示されましたでした。
日本語のみ消える or オートコレクト一覧が表示されない、と予想していたため、この現象は非常に興味深い所です。
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結果のみ:ACLファイルを削除するとどうなるか?

ACLファイルを削除するとどうなるか?
実際に試してみたところ
Office製品を起動した直後にMSO1033.aclファイルを自動生成
してくれますが、自動生成するタイミングは
Office製品において、文字を入力した直後
になります。

サーバー製品もそうですが、まだまだ知らない事ばかりですね。
日々精進・・・
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