昨日Lenovo ThinkPad Twist(S230u)が修理完了となりご帰還してきました!
待ちに待ったWindows 8.1へアップデートを行いましたが、ライセンス認証エラー「0xC004C003」が表示され、検証モードへ移行。
今回は、ライセンス認証エラー「0xC004C003」が表示された場合の対処法をメモ。
最終的に解決出来ましたが、今回は非常にためになる内容でした!
特に、記事最後にある「今回学習した事項」は是非読んでいただきたい内容です。
※IT Proの方は知っているでしょうから、スキップしてください。
ThinkPad Twist(S230u)の修理内容
ThinkPad Twistの修理内容は下記の通りです。- SDカード本体を認識しない
- 稀に画面が90度回転する
交換に伴い、BIOSの初期化もされていました。
修理上がり状態でWindows 8.1へアップデート→認証エラー
パーツ変更が発生した時点で再アクティベートを行う必要性がある!と考えていましたが、実際は0xC004C003のエラーコードになりました。初めて見るライセンス認証エラーコードです。
Error description: The activation server determined the specified product key has been blocked.
MicrosoftとLenovoの見解
この時点でMicrosoft ライセンス認証窓口に確認すると残念ながら、入力されたインストールIDを認証することが出来ません。また、エラーコードが出る原因を回答できないため、OEMメーカ様へご連絡ください。との事。
至極当然の回答ですよね。
OEMメーカはハードウェア販売やサポートはだけでなく、OS等のサポートもする必要がありますから。
さて、OEMメーカであるLenovoに連絡したところ
システムボードに組み込んだプロダクトキー(DPK:Digital Product Key)が誤って登録されたケースが以前あり、最悪それが原因かもしれません。とのこと。
一度Windows 8へリストアし、再度確認していただきご連絡をいただきたい!
これまたよくある[工場出荷状態]を斡旋されました。
工場出荷時状態で解決!原因はプロダクトキーだった
原因の切り分けが出来ないので、Windows 8へリストアすることにしました。結果、Windows 8.1で発生したライセンス認証エラーコード「0xC004C003」の原因は
プロダクトキーが工場出荷状態のキーと異なっていたためでした。
プロダクトキー下5桁をリストア前後で比べると全く違うキーであることがお分かりだと思います。
以上より、正しい、または、良い方法かは別として
工場出荷時に戻した上でWindows 8.1へアップデートする事でWindows 8.1でもライセンス認証が通りました。
今回学習した事項
今回の一件で学習した事をいくつか。- Windows 8の場合、Windows 7以前のCOAラベルはなく、正規品である証GML(Genuine Microsoft Lable)が筐体に貼られる
http://www.microsoft.com/ja-jp/howtotell/Hardware.aspx# - Windows 8のOEMライセンス認証 3.0では、DPK(Digital Product Key)がシステムボードのUEFIのファームウェアに組み込まれており、OSインストール時はファームウェア内のプロダクトキーを参照する
※HPさんのWebページですが、非常に分かりやすいです!
http://h10025.www1.hp.com/ewfrf/wc/document?cc=jp&lc=ja&dlc=ja&docname=c03544359 - 誤ったDPKがUEFIのファームウェアに登録されたケースがないわけではない
- 修理依頼前および修理上がり後は、管理者モードのコマンドプロンプト等から[slmgr /dli]を実行し、プロダクトキーの下5桁が一致する事を確認する(Windows 8以上のシステムボードを交換する場合)
- ライセンス認証エラー「0xC004C003」は工場出荷状態にすれば回避出来る(可能性がある)
余談:なぜプロダクトキーが違っていたのだろうか?
残念ながら、分かりません。Lenovoの修理部隊が何らかのプロダクトキーを入力し検査を行った残骸かもしれませんし、その他何かかもしれません。