先日リリースされたLenovo「YOGA TABLET 8」のデモ機をレノボさんからお借りしました。
数日触り続けてみましたが、「最近使ったデバイスの中で一番いいタブレット」と感じました。
YOGA TABLET 8 vs Nexus 7(2012) スペック
LENOVO YOGA TABLET 8 | Google Nexus 7(2012) | |
OS | Android 4.2.2 | Android 4.3 |
CPU | MTK 8125 Quad-core ARM Cortex-A7 (1.20GHz 533MHz 1MB) | NVIDIA Tegra 3 T30L 1.3GHz クアッドコア |
Memory | 1GB LPDDR2 800MHz | 1GB |
Display | 8.0” 1,280x800 | 7” 1,280x800 |
eMMC | 16GB | 16GB/32GB |
SDCard | max 64GB micro-SD | なし |
Wireless | IEEE802.11 b/g/n | IEEE802.11 b/g/n |
Bluetooth | v4.0 | v3.0+EDR |
Camera | Front 1.6M Rear 5.0M | Front 1.2M |
Weight | 0.88 lbs=約399g | 約340g |
日本語入力 | Simeji | iWnn |
最大駆動時間 | max 16 hours | max 8 hours |
ユーザの使い方を考慮した作りは秀逸!
スマートフォンや7-inch タブレットを使っていて、使い続ける「ストレス」を感じません?私はGalaxy S3とGoogle Nexus 7を所有していますが、動画や画像のスライドショー等コンテンツを見続ける行為にはいつも疲れを感じています。
- 閲覧する時の角度がうまく決まらない
- 長時間使用すると、デバイスの重量に手が負ける
これらストレスを軽減するため、スタンドや指にはめるリング等専用アクセサリーが企画・販売されているのでしょうが、YOGA TABLET 8はこれらストレスを最初から皆無にしてくれます。
軽く感じるのがとっても不思議・・・
Google Nexus 7(2012)とYOGA TABLET 8の重量は下記の通りです。
- Nexus 7 - 約340g
- YOGA TABLET - 約400g
バッテリが格納されている部分は重量を感じます。
しかし、バッテリ以外の本体は非常に薄く、軽く感じます。
本体のバランスが他タブレットと完全に異なり、軽い部分と重い部分のバランスがうまく作用し軽く感じるのかもしれません。
重量を感じさせないデバイスを狙って作っているなら、すごい!
デザインと持ちやすさを両立させたデバイス
本体は非常に高級感があります。
特に持つ部分の手触りは非常によく、持ちやすさを考慮されているな!と感じました。
プラスチック部分らしい箇所もありますが、チープな感じは一切しません。
スタンドは無段階調整が可能!これは素晴らしい
YOGA TABLET 8のスタンドは無段階調整で、ある程度の固さがあります。ThinkPad Twistのようにタップした際に本体がブレル事はありません!
見たい角度に微調整できるのは素晴らしい作りです。
無段階調整できるとはいえ、④~⑤の間に傾けると自重により本体が倒れてしまいます。
マイクロSDが使えるが、取り外しがしにくすぎる!
スタンドを開くとマイクロSD スロットが見えます。スマートな作りですが、SDカードがすっぽり入ってしまいます。
そのため、どうやって取り外せばいいのか全く分かりませんが付属のダミーカードをスロット先端に押し込む事でマイクロSDカードを取り外せます。
標準の動画ソフト”ビデオ”は痒い所に手が届くつくり
動画を視聴する際、音量や輝度を微調整したい時があります。画面上からスワイプし設定画面を呼び出せば可能ですが、YOGA TABLET 8はアプリ上から一度に制御できます。
下のスクリーンショットはレノボ純正アプリ”ビデオ”のもので、本体右にある音量ボタンを押すと画面両サイドに「音量」と「輝度」を調整するスライドバーが表示されます。
大した事ない機能のように思いますが、このちょっとした作りは非常に良いと感じました。
カメラは・・・トイカメラ程度です
カメラは前面・背面に配置されています。前面のカメラはSkype等で使うためでしょうか、非常に応答速度が高く、滑らかに動きます。
1.2MPのため、画像は若干荒く感じます。
逆に背面は応答速度が低く、光量が得られない場所には不向きです。
逆に、光量が得られる場所では比較的綺麗な写真が撮影できました。
どちらにしても、綺麗な写真を撮るためのカメラではないと考えられた方がいいでしょう。
モードに適した色合いやサウンドを提供してくれるのか!
YOGA TABLETは3つのモード[チルト]、[スタンド]、[ホールド]に適した色合いと音声を変更する[サウンドとビジュアル]機能が搭載されています。ビジュアルは下記のように変わります。
- チルト・モード:ふつう?
- スタンド・モード:青色が少し強くなり、輝度が高い(気がします)
- ホールド・モード:黄色が少し強くなり、輝度が低い(気がします)
しかし、聞こえ方をうまく表現ができません。
映画を各モードで見ましたが、個人的にはスタンドモードが一番見やすいですね。
Google Nexus 7を所有してなければ買う!
数日使った限り、Google Nexus 7を所有してなければ買いたいを思ったデバイスでした。- 本体の使いやすさと持ちやすさ
- 痒い所に手が届くレノボ謹製アプリ
この2点はタブレットを実際に使っていて「xxxが使いづらいな~」と感じている人に共感が得られると思います。
これらは、スペック シートからは絶対に分からないです。
スペック シートだけでは、他社製品との差別化・優位性を全く感じません。
触らなければ分からない事で、ThinkPadと同じ感じがします。
使って初めてデバイスの良さが分かります。
ThinkPadを最初使ったもそうでしたね~懐かしい。
もし、お近くにYOGA TABLETがあれば是非触ってみてください。
若干高く感じるかもしれませんが、いいデバイスですよ。