Windows 10 Build 10041をUSBメモリーからインストールしたい~Diskpart コマンド

Windows 10 Technical Preview Build 10041のISOファイルがダウンロード可能になりました。
新機能やUI変更等いろいろ盛り込まれており、非常に楽しく評価をしています。反面、問題も起きてもいます。
さて、今回はWindows 10 Build 10041をUSBメモリーからインストールする方法をメモ。
昔からよく使用されている「Diskpart、Xcopy、Bootsect コマンドを実行する」手法はWindows 10 Tecnical Previewでも通用します。

Windows 10 Build 10041のISOをダウンロードします。

Download Windows 10 Technical Preview ISO March Update

インストール用USBメモリーを作成

Windows用インストール メディアとしてUSBメモリーを使いたい場合は、インターネット上に公開されているツール(例としてWindows USB/DVD Download ToolWiNToBootic)利用する場合が多いと思いますが、(経験上)これらツールでOSがインストールできない場合があります。
最近はWindows標準のコマンド Diskpart を使用しインストール用USBメモリーを作成しています。

作成手順

管理者権限でコマンド プロンプトを起動しUSBメモリーをFAT32でフォーマットします。
手順は下記の通り。
  1. USBメモリーを用意(今回は8GBを使用)
  2. Diskpart コマンドを実行しFAT32でフォーマット
  3. インストール ディスクのデータをコピー
  4. ブートセクターを書き込む
実際のコマンドは下記のようになります。
C:\Windows\system32>diskpart

Microsoft DiskPart バージョン 6.3.9600

Copyright (C) 1999-2013 Microsoft Corporation.
コンピューター: THINKPADTWIST

DISKPART> list disk

  ディスク      状態           サイズ   空き   ダイナ GPT
  ###                                          ミック
  ------------  -------------  -------  -------  ---  ---
  ディスク 0    オンライン           238 GB      0 B
  ディスク 1    オンライン            22 GB      0 B        *
  ディスク 2    オンライン          3781 MB      0 B
  ディスク 3    オンライン          7536 MB      0 B

DISKPART> select disk 3

ディスク 3 が選択されました。

DISKPART> clean

DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。

DISKPART> create partition primary

DiskPart は指定したパーティションの作成に成功しました。

DISKPART> format fs=fat32 quick

  100% 完了しました

DiskPart は、ボリュームのフォーマットを完了しました。

DISKPART> assign

DiskPart はドライブ文字またはマウント ポイントを正常に割り当てました。

DISKPART> exit

DiskPart を終了しています...
次に、ISOファイルをマウントしxcopy コマンドを実行し全データをコピーします。
その後、bootsect コマンドを実行しブートセクターを書き込むことで作成完了となります。
※ISOファイルのマウントは、Windows 8以降であればファイルをダブルクリックするだけです。
Windows 7の場合は、サードパーティ製アプリケーションの導入(仮想ドライブ「WinCDEmu」は必要な時だけドライブを起動!)等を検討してください。
今回は、ISOファイルのマウント先がGドライブ、USBメモリーがHドライブになります。
C:Windows\system32> xcopy G:¥*.* /S /E /F H:¥

C:Windows\system32> cd G:¥boot

G:¥boot> bootsect /nt60 H:
余談:OSのアーキテクチャに注意
基本的な事ではありますが、注意点が一点あります。
使用するPCとUSBメモリーに作成するOSのアーキテクチャが同一でなければなりません。
アーキテクチャが異なるとエラーになります。
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