いつもはSQL Server Express+SSMS(SQL Server Management Studio)をインストールしているので気にしてなかったのですが、個別にSQL Serevr PowerShellを使用する方法を理解していませんでした。
今回は、SQL Server PowerShellをインストールする方法をメモ。
SQL Server用PowerShellを使うために必要なソフトウェア
SQL Serverを管理するPowerShell コマンドレットを実行したい場合は、下記に示す3つの実行ファイルをインストールします。
なお、各説明文は「Microsoft SQL Server® 2012 SP2 Feature Pack」から引用しています。
#1 Windows PowerShell Extensions for Microsoft SQL Server
Microsoft Windows PowerShell Extensions for SQL Server 2012 には、SQL Server インスタンスの管理用 PowerShell スクリプトを管理者および開発者が作成するためのプロバイダーとコマンドレットのセットが含まれています。
メモ: Windows PowerShell Extensions for SQL Server 2012 には、Microsoft SQL Server 2012 共有管理オブジェクトが必要です
メモ: Windows PowerShell Extensions for SQL Server 2012 には、Microsoft SQL Server 2012 共有管理オブジェクトが必要です
#2 SQL Server 共有管理オブジェクト (SMO)
SQL Server 管理オブジェクト (SMO) は、Microsoft SQL Server の管理オブジェクトのすべての側面をプログラミングできるように設計されたオブジェクトの集まりです。 SQL Server レプリケーション管理オブジェクト (RMO) は、SQL Server レプリケーション管理をカプセル化するオブジェクトの集まりです。
メモ: Microsoft SQL Server 管理オブジェクトには、このページで入手できる Microsoft SQL Server System CLR Types が必要です。
メモ: Microsoft SQL Server 管理オブジェクトには、このページで入手できる Microsoft SQL Server System CLR Types が必要です。
#3 Microsoft SQL Server System CLR Types
SQL Server System CLR Types パッケージには、SQL Server 2012 の geometry 型、geography 型、および階層 ID 型を実装するコンポーネントが含まれています。このコンポーネントはサーバーから個別にインストールできるため、 クライアント アプリケーションでは、これらの型をサーバーの外部で使用できます。
メモ: このコンポーネントには、Windows インストーラー 4.5 も必要です。
メモ: このコンポーネントには、Windows インストーラー 4.5 も必要です。
インストール手順
今回は、Windows 8.1 Pro 32bitからSQL Server 2014に接続するシナリオで手順を説明します。
なお、SQL Server 2012 R2 Native Clientが既にインストールされている事を前提とします。
なお、SQL Server 2012 R2 Native Clientが既にインストールされている事を前提とします。
- 各種実行ファイルをダウンロード
※64ビット版の場合は、x86の場所がx64になります。 - JPN\x86\PowerShellTools.msi
- JPN\x86\SharedManagementObjects.msi
- JPN\x86\SQLSysClrTypes.msi
- 実行ファイルをインストール
インストールする順番が決まっています。ご注意ください。 - SQL Server System CLR Types(SQLSysClrTypes.msi)
- SQL Server 共有管理オブジェクト(SharedManagementObjects.msi)
- Windows PowerShell Extensions for Microsoft SQL Server(PowerShellTools.msi)
- 管理者権限でPowerShell を起動
- PowerShell の実行ポリシーを確認、場合によってはポリシーを変更
詳しくは、「PowerShellの基本 スクリプトの実行ポリシーを変更~ps1ファイル実行時のエラー」を参照してください。 - インポート可能なモジュールを確認
Get-Module -ListAvailable
- PowerShell モジュールをインポート
Import-Module -Name SQLPS
- 接続テスト
PowerShell モジュールをインポートする際、場合によっては
Import-Module -Name SQLPS -DisableNameChecking
を実行する必要があります。
ダウンロード
- SQL Server® 2014 Feature Pack
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42295 - SQL Server® 2012 SP2 Feature Pack
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=43339 - SQL Server® 2008 R2 SP3 Feature Pack
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=44272