この更新プログラムをWindows Server 2012 R2 Essentialsにインストールする事でWindows Server Essentials コネクターがアップデートされ、Windows 10のインストール作業が簡単になります。
今回は、Windows Server Essentials コネクターをアップデートする更新プログラム「KB3105885」を紹介します。
今までのWindows Server Essentialsコネクター
Windows 10からWindows Server Essentials コネクターのダウンロードURLへアクセスし実行ファイルをインストールすると「予期しないエラーが発生しました。~」の実行エラーが表示されます。MicrosoftはWindows 10専用のWindows Server Essentials コネクターを用意し、ユーザーが別途ダウンロードしインストールする事でこの問題を解決してきました。
詳しくは以前の記事を御覧ください。
Windows 10に対応したWindows Server Essentials コネクターがリリースされました~KB2790621
オプションの更新プログラム「KB3105885」が全てを解決
11月17日にリリースされたオプションの更新プログラム「KB3105885」をWindows Server 2012 R2 Essentialsにインストールする事でWindows 10においてWindows Server Essentials コネクターが正常にインストールできます。更新プログラム「KB3105885」のインストール方法は2種類あります。
- Windows Updateのオプションからインストール
- Download Centerからダウンロードしインストール
11月19日正午時点になりますが、Windows Updateのオプション一覧に「KB3105885」が表示されていました。
サーバーにリモート接続し更新プログラムをインストールする方法が一番簡単でしょう。
なお、サーバーの再起動は不要でした。
ファイル バージョンは16384から18093へ変更
更新プログラム「KB3105885」をインストールする前後のWindows Server Essentials コネクターのファイル バージョンを見比べてみました。新しい実行ファイルのバージョンは「6.3.9600.18093」、古い実行ファイルは「6.3.9600.16384」となっておりファイルが新しくなっている事が分かります。
Windows Server 2012 R2 Essentialsは非システム管理者の方でも簡単に利用できるWindows サーバーOSです。
今回の更新プログラムを適用する事でWindows 10と連携するWindows Server Essentials コネクターのインストール問題がなくなりました。
非システム管理者の方々には特に朗報ではないでしょうか。
最後に。
不測の事態を考慮し、更新プログラムを適用する前にWindows Server 2012 R2 Essentialsのバックアップをお忘れなきよう。