変更後、Windows Server 2012 R2 Essentials(以後、WSE2012R2)のバックアップ データから復元しましたが予想通りのエラー コード 0xC000000e が発生。
今回は、WSE2012R2 のバックアップから復元すると 0xC000000e が発生した場合の対処法をメモ。
WSE2012R2のバックアップ データからクライアントPCを復元する方法
Windows Server 2012 Essentilasと異なり、Windows 8.1 ADKが必要になります。
ADKのダウンロード&準備には時間がかかるので、事前に設定しておくことをおすすめします。
既存のクライアント コンピューターのバックアップからシステム全体を復元するよくあるエラー コード 0xC000000e
0xC000000e、一度はお目にかかっているのではないでしょうか?
OS起動中に発生するよくあるエラーで、Windows 10の場合、以下のように表示されます。
現状を確認
- Windows 10のインストール ディスクから起動
- [コンピューターを修復する]をクリック
- 詳細オプションの[コマンド プロンプト]をクリック
- bcdedit コマンドで以下をチェック
- Windows ブート マネージャー
- Windows ブート ローダー
正常な bcdedit の結果と見比べてみた限り、
- Windows ブート ローダーの
- device
- osdevice
の2か所が unknown になっており、おかしい事が分かりました。
設定
Windows ブート ローダーに問題がある事が分かったので、修復します。
起動ボリュームを確認、ドライブレターを割り当てる
bootrec /scanos を実行し、ブート対象のボリュームにドライブレター Cが割り当てられているか確認します。
今回はbootrecの結果が0だったため、diskpart コマンドのassign コマンドを実行しCドライブを割り当てました。
# diskpartを実行 C:\WINDOWS\system32>diskpart # diskを確認 DISKPART> list disk # diskを選択 DISKPART> select disk x # ボリュームを確認 DISKPART> list volume # パーティションを選択 DISKPART> select volume x # Cドライブとして設定 DISKPART> assign letter=c # 閉じる DISKPART> exit
BCD(ブート構成データ)を修復する
最後はbcdedit コマンドを使ってWindows ブート ローダーのunknownを修正します。bcdedit /set {default} device partition=c: bcdedit /set {default} osdevice partition=c:
復元後、[ディスクの管理]画面を確認すると余ったボリュームはOEM パーティションになっていました。
OEM パーティションは[ディスクの管理]画面から削除、又はフォーマットできないので、diskpart コマンドを使って削除します。
削除後、Cドライブと結合して作業を終えました。
EFIシステムなど削除できないパーティションを手動削除する方法 | 元「なんでもエンジニ屋」のダメ日記OEM パーティションは[ディスクの管理]画面から削除、又はフォーマットできないので、diskpart コマンドを使って削除します。
削除後、Cドライブと結合して作業を終えました。
余談:バックアップ のカスタマイズをチェックしてね
SSDを換装した後にWindows Server Essentilas スタートパッド、又はダッシュボードからクライアントPCのバックアップを実行すると失敗しました。その場合は、失敗したクライアントPCのバックアップのカスタマイズからバックアップ項目を見直してください。
ローカル ディスク(オフライン)があるとバックアップに失敗するので、チェックを外すとバックアップが成功します。