昨年痛い目にあったハードディスク障害を機にデータのバックアップ方法を見直しました。
今まで行なっていたD2Dバックアップ(HDD→HDD)はHDDの低価格で実現できましたが、タイの洪水以降はなかなか難しい状況。
さすがに重要データが飛ぶのは怖いのでBlu-Ray(ブルーレイ)ドライブ&メディアを購入しました。
今回は購入前に調べた内容と注意した点をメモしておきます。
目次
- 個人ができるバックアップ手法
- 長期&大容量保存ならBlu-Ray
- 書き込み時間はどの程度か?
- BD-R LTHってなんじゃらほい?
- Blu-Dayドライブ購入時の確認事項
- 私が購入したBlu-Rayドライブとメディア
- 参考サイト
個人ができるバックアップの手法
先日のハードディスク障害の一件で家族から長期保存が可能なメディアを使ったバックアップ命令が発令されました。
一般的&個人が簡単にできるバックアップ方法は3点考えられます。
HDD | 光ディスク | クラウドサービス | |
形状 |
- HDD→HDDバックアップ
HDDへのバックアップは高速かつ管理が簡単なメリットがあります。
でも、バックアップ先のHDDが壊れるリスクを考慮し、数年おきに新品HDDにリプレースする必要があります。
私は使用期間を3~4年に設定しています。 - HDD→Discバックアップ
品質のいいメディアを使用し、適切な取り扱いをすれば最長100年と言われる光ディスク(ほんとかね?)
実際の環境では10~30年程度でしょう。
安物メディアを使うと書込みエラーが起きたり、経年劣化が著しいなどの問題があります。
DVDの場合、バックアップデータ量が多いと面倒くさくなるデメリットあり。 - HDD→Cloudバックアップ
Dropbox(2GB~)やSky Drive(25GB)などクラウドサービスを使うのも一つ。
写真や動画を簡単に管理・共有できるメリットがあるけど、セキュリティ面では今ひとつ・・・
ちょっとしたバックアップには向いているが、クラウドサービスに依存しすぎてデータ損失した時はHDD並に悲しくなります。
ですので、短期間バックアップには向きますが長期バックアップのデバイスとしては私は使いません。
長期&大容量保存ならBlu-Ray
数年前から安いデジタルカメラでも無駄に解像度が高く、ビデオカメラの動画はフルHD(1920x1080)になり、ファイルサイズが一方的に増大していますよね。DVD-Rにデータを焼くだけで何枚になるのやら・・・
まだ普及しきっていない感のあるBlu-Rayですが
BR-R SLは25GB、DLは50GBの大容量データを書き込める
光ディスク特有の長期保存が可能と非常に魅力的。
書き込み時間はどの程度か?
手頃なBlu-Rayメディアは1~4倍速ですので、書き込み時間の理論値を計算してみました。規格を調べるとBlu-Rayの書き込み1倍速は4.5MBps
1倍速=4.5MBps(36Mbps)25GBのメディアを4倍速で焼いた場合
25,000MB/4.5MB/4倍速=約23分(1,388秒)50GBのメディアを4倍速で焼いた場合
50,000MB/4.5MB/4倍速=約46分(2,777秒)実際に計測した記事を書いている方がいましたので、気になる方は覗いてみてはどうでしょうか。
ブルーレイ(Blu-ray)の書き込み速度とは
※リンク先はホームシアター研究室さんのサイトに移動します。
※2012.02.28 追記
実際に計測してみました。
x1-4の25GB BD-Rメディアは平均3.4倍速の24分41秒という結果になり、理論値より93秒遅いですが内周・外周の速度差があるので妥当な速度だと思います。
BD-R 25GB | BD-R 50GB | |
データ | 22.7GB | 42.3GB |
書込速度 | 約3.4倍速 | 約3.0倍速 |
書込時間 | 24分41秒(1,481秒) | 51分44秒(3,104秒) |
BD-R LTHってなんじゃらほい?
最近のドライブはBD-R LTH(Low To High)という規格が実装されています。聞いたことがない規格でしたので調べてみたところ、
従来の有機素材タイプから有機色素タイプを使っている
化学変化により反射率を低(Low)から高(Hight)にする
DVD-Rと同じ製造法のため低価格化ができるといった感じ。
アゾ色素を使ったDVD-RのBlu-ray版だと思えばいいようです。
価格を抑えただけにLTHのデメリットは何かしらありそうですね。
Blu-Dayドライブ購入時の確認事項
- 書き込み速度をチェック
最近のドライブはBD-R SLの書き込み速度が10~12倍となっています。
購入前に速度一覧を確認しましょう。
- BD-R LTHに対応しているか
低価格のBlu-rayメディアはLTHの可能性があります。
ドライブがLTHに対応しているか確認しましょう。
- BDXLに対応しているか
BDXLは75GB(3層)や100GB(4層)が使えます。
もし、50GB以上のBlu-rayメディアを使う場合はドライブがBDXLに対応しているか確認しましょう。
- 付属アプリケーションのチェック
リテール版Blu-rayドライブにはCyberlink社のBD/DVD再生ソフトPowerDVDやライティングソフトPower2Goなどが付属しています。
低価格のバルク版は付属アプリケーションがついていない場合があります。
買った後で悲しい思いをしないよう、付属アプリケーションがついているか確認しましょう。
- 個人的にはパイオニア・LG・東芝サムスンの3択
バッファロー製やIOデータ製は中身がどこ製なのかがわからないので、個人的にはパイオニア・LG・東芝サムスンの名前がしっかり書かれた商品を選びます。
安定志向はパイオニアでしょうかね。
- 評価サイトを参考にする
買って失敗しないためには先人の知恵を活用しましょう。
価格.comやConeco.netを見て、自分にあったものを購入するのも手ですね。
私が購入したBlu-Rayドライブとメディア
購入したドライブはパイオニア製BDR-206DBKです。
BDXLには対応していませんが、価格・信頼性・安定性・購入者数の4点を重視してこの商品を購入しました。
今まで購入したことがあるドライブがパイオニア製かLG製の2つしかないってのもありますが。
メディアはTDK一択です。
25GBは30枚入りのスピンドル、50GBは10枚入りのケースタイプを購入しました。
25GBは1枚単価73円ですが、楽天で購入した際ポイントが10倍でしたので実質1枚単価66円になります。
メディアを購入した楽天のカウモールさんは1,800円以上で送料無料になります。
価格も非常に安いので、おススメです。
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