この一件でLibreOfficeが誕生したのは知っていましたが、とある理由で今回はじめて使ってみました。
枯れたOSと言われる「Windows2000」で統合オフィスソフトを使うことに
登場したから10年以上経過したOS「Windows2000」ですが、今でも思うのが非常に安定しているOSだと思っています。
ですが、MS Office 2007や2010はシステム要件がWindows XP以上となっています。
Office2003は購入できないので、Windows2000で統合オフィスソフトを使うとなると
OpenOfficeを代表する「無料系オフィス」しか見つけられませんでした。
Kingsoft Officeは可能かな?と思いましたが、最新の2012はWindows XP以上となっていました。
MS Officeとの差別化を図るなら、レガシーOSにも対応してほしかった・・・
無料統合オフィスソフトは何種類かあるが、LibreOfficeをチョイス
無料の統合オフィスソフトといえば
- Apache OpenOffice.org(OOo)
- LibreOffice
LibreOfficeを選択した理由は
- 最新バージョンの3.5をリリースしている
- システム要件にWindows2000 SP4としっかり明記されている
- 一部機能が不要ならば、Javaはインストールしなくてもいい
Windows2000 SP4にインストール!まともに使える
実際に最新バージョンLibreOffice 3.5.3をWindows2000 SP4にインストールしてみましたが、全く問題なし。
インストール直後の起動はイニシャライズのためか起動するまで待たされる感がありましたが、そのあとは快調!
以前から議論されている「企業で無料オフィスは使えるのか?」
スタンドアローンの古めかしいパソコンにインストールし、数日経過しましたが評価は◎。Writer・SpreadSheetsともにMS Officeを使ったことがある人なら迷わず使えます。
というのも、文書の打ち込みやちょっとした表を作成する程度の素人さんが普通に使っていた&これで十分!といっていたからです。
でも、マクロ(VBA)やマニアックな関数をビシバシ使っている場合は無理だと思います。
私ならこういう運用体制にする
導入企業ならどこでもやってそうですが、個人的には- 一般的な使い方しかしない部署は「無料オフィス」
- 営業や開発系は「MSオフィス」
あと、リモートデスクトップサービスでMSオフィスを使う場合、接続ユーザ数分のオフィスライセンスが必要になりますので予算、かつ、サポートがしっかりできるなら「無料オフィス」を導入するのも手だと思います。
下記Docファイルはちょっと古いんですが、MSが提供しているライセンスに関するドキュメントですので、情報システム関係者は一度読んでみてはどうでしょうか。
Windows Server リモートデスクトップサービスを使用した Microsoft デスクトップ アプリケーション ソフトウェアのライセンスちなみに、OpenOffice.org(OOo)が企業で使えるかを検証した記事がありましたので、気になる方は見てはどうでしょうか?
「無料のOpenOfficeで仕事には十分」のウソ・ホント