みなさんも一度は実行したことがあるだろう「xxxx.msc」ファイルについて調べてみました。
WHS2011でも使えますので、[イベントビューア]や[ディスクの管理]を呼び出す時にmscファイルを実行してみてください。
2013.01.05 ShiroYuki_Motさんからの指摘をタイトルと文面に反映。mscはコマンドではなくファイルです。確かに、mscは設定情報を格納したファイルですので、mscコマンドはおかしいですな。
管理ツールを呼び出すファイル
私がよく使う管理ツールを呼び出すmscファイルをまとめました。
※色付きは、WHS2011で実行できました。その他サーバOSでも使えるかも?
ツール名 | ファイル名 |
コンピュータの管理 | compmgmt.msc |
Windows Server バックアップ | wbadmin.msc |
記憶域エクスプローラ | storexpl.msc |
共有と記憶域の管理 | storagemgmt.msc |
パフォーマンス・モニター | perfmon.msc |
ローカル・グループポリシー・エディタ | gpedit.msc |
ローカルユーザーとグループ | lusrmgr.msc |
共有フォルダ | fsmgmt.msc |
イベントビューア | eventvwr.msc |
サービス | services.msc |
ディスクの管理 | diskmgmt.msc |
デバイスマネージャ | devmgmt.msc |
ローカルセキュリティポリシー | secpol.msc |
mscファイルの実行
Win+Rを押し[ファイル名を指定して実行]を呼び出します。
テキストボックスにmscファイルを入力、実行すると該当の管理ツールが表示されます。
なお、mmc.exe xxxx.mscでも同じように起動しますね。
mscファイルの中身
notepadでmscファイルを見たところ、XML形式なんですね。
office2007からXMLを導入したとおり、今や何でもXML形式なのかな?
mscファイルの保存先
上記リスト以外にも多くのmscファイルがあります。
詳しく知りたい方はインターネットなどで調べてみましょう。
なお、Windows8 Pro 64bit版上のmscファイルの保存先は下記パスになります。
C:\Windows\System32\ja-JP
余談:拡張子mscとは?
拡張子.mscはManagement Saved Consol)の頭文字からとったものです。
@ITさんの記事をみてところ
- mmcはmmc.exe本体とスナップイン(DLLファイル)で構成されている
- スナップインを実行する設定情報はmscファイルに保存されている
とのこと。
以前、手動でリモート先の管理ツールを呼び出す事があり、
[mmc.exeを実行]→[スナップインの追加と削除から管理ツールを呼び出し]→[管理ツール表示]
の流れで操作した事があります。
これら操作を1アクションでローカル上の管理ツールを呼び出すファイルがmscファイルなんですね。
実際にmscファイルを実行すると、mmc.exeと同じアイコンになります。
なお、カスタムmscファイルを作成することができますので、よく使う機能を保存しておくと便利です。