レノボ初のゲーミングPC「Lenovo Erazer X700」の実機をレノボさんからお借りしました。
ゲームをやるならこのくらいのスペックじゃなきゃ!というPCスペック、さてどんなものか???
Lenovo Erazer X700 基本スペック
- OS – Windows 8 64bit
- CPU – Intel Core i7-3820 @3.6GHz
- M/B – Inte X79 Express(マイクロATX)
- MEM – 8GB(PC3-12800 DDR3)
- GPU – nVidia GeForce GTX660
- HDD – 1TB (Seagate ST1000DM003)
- ETC – DVDマルチ、USB3.0x3、DVI、HDMI、D-Sub
Windows エクスペリエンスはHDD以外が7.8~7.9。
HDDは5.9と遅いんですが、Windows 8を搭載していますので実際には快適に使えます。
ハードディスク
ハードディスクは1本で、パーティションは2個。- Cドライブ – 97.66GB
- Dドライブ – 807.60 GB
初期インストールされているソフトウェア群
メーカー製PCによくある「いらないソフトウェア」は若干少な目。セキュリティソフトはマカフィー社。
なお、下記画像にSteamとBorderlands 2がありますが、これは私がインストールしたものです。初期ではインストールされていませんので、ご注意ください。
Lenovo Erazer X700を使ってみた
Lenovo Erazer X700を使ってみた感想をいくつか。
水冷は予想以上に静かなPC!お蔭で、ゲームの音声はしっかり聞こえます
Lenovo Erazer X700を起動しすぐに気が付く事は、予想以上に静かなPCです。
中を開ければすぐにわかりますが、CPUは水冷式で冷却しています。
ヘッド部には小さいファンが取り付けられています。
これはオーバークロック状態を考慮した作りなんでしょうかね?
稼働中に比較的うるさいな!と感じたのは
- ビデオカード用ファン
- チップセット用ファン
うるさいといっても、サーバ機に比べれば比較にならないくらい静かです。
いつもサーバ機ばかりのためか、静かなPCはいいものですね。
ゲームの音声がスピーカからしっかり聞こえるので、集中してゲームがやり込めます!
GeForce GTX660クラスは快適すぎ!Radeon 7770から切り替えたい・・・
大好きなBorderlands2をインストール&ゲームをするデスクトップPCは- AMD Phenom X955
- AMD Radeon 7770 GHz Edition
- 解像度1,920x12,00
しかし、ハイスペックであるErazer X700は確実に違います。
よくゲームやスマートフォンでいうヌルヌル感が桁違いですし、見ていてVGAカードが違うと描写がこんなにも違うのかと実感できる違いです。
なかなか表現しづらいところだけに、これは触ってもらわないと実感いただけないかなと・・・
電源ボタンはシャットダウンに割り当て、オーバークロックボタンもあり
電源ボタンはシャットダウンに割り当てられています。
Windows 8はシャットダウンを行う手順がWindows 7と異なり面倒だ!というユーザがいますが、電源ボタンを押すだけですので簡単です。
電源ボタン上部にはオーバークロックボタンが配置されているあたりはさすがメーカー製!
このボタンは、すべてのCoreで最大周波数の動作を可能にする「OneKey® Overclocking」ボタンという名称があります。
Steam版Borderlands 2は標準スペックだけで非常に快適にゲーム出来ていましたので、オーバークロックを行わないといけないゲームはどんなものなんだろうか気になっています。
これはキツイ!本体が19kg、その他が14kgって・・・
貸出機を受け取った瞬間に「あ、重すぎ」と分かる重量。それはその筈!
外箱は縦横ともに約75cm、箱の総重量は約33kgでした。
本体は約19kg、持った限り一般的なフルタワーPCとあまり変わりません。
上から逆算すれば分かりますが、外箱を含めたその他が約14kgあります。
※その他にキーボードやマウスは入っていません。
段ボールはDELL等で販売されている2Uや4Uサーバを梱包している段ボールと同等の厚さ&頑丈さ。
そこまで頑丈にしないとダメなんですか、レノボさん?
※国際輸送ですから、なんとなく想像はできますが・・・
3.5インチHDDは最大6基、内2基はリムーバブル ベイ!
Erazer X700は、3.5インチHDDが最大6台搭載でき、その内2台はリムーバブル ベイを使用します。2.5インチHDDやSSDはリムーバブル ベイに搭載できます。
ちょっとした事ですが、これはいいですね。
所有しているHP Proliant ML110はリムーバブル ベイを4基搭載していますが、2.5インチは搭載できませんので・・・
これだけHDDを搭載できるとなると、Windows 8の記憶域スペースを活用しHDDをまとめファイルサーバとして利用するのも面白いですね。
お家サーバもほしいし、ゲームもやりたい!なんて方には、Erazer X700は非常にいい選択ではないでしょうか。
SATAは全部で8個
マザーボードをチェックしたところ、SATAポートは8個ありました。メーカ製PCは比較的安いマザーボード使っているイメージがあるだけに、なかなかすごいモノですな。
どうせ高い価格設定ならば「あれやこれら」も搭載すればいいのに・・・
本体サイドパネルを開けてすぐにわかったのが、随所にチープさを感じました。ケースやHDDマウンタの材質は安いケースに見られるスチールとプラスチックのみ。
どうせ高い価格設定になるのであればSSDやアルミケースなどにすればいいような気がしました。
Lenovo Erazer シリーズは「妥協しないスペック!中途半端?何ですか、それ!」くらいがちょうどいいと思いますよ。
ゲームを愛してやまない人々は高くても買いますから。
その他画像
最後にまとめておきます。
Lenovo Erazer X700の良さは
- 見た目がかっこいい(人によりますが)
- どんなゲームでも出来る
- PCが発する音は非常に静かである
- HDDの増設は初心者でも簡単である
ん~これはどうだろうか?と思うのは
- 価格が高い
- 部品の一部がチープである
自作PCを作っている方からすれば購入金額で1ランク上のゲーミングPCが作れるでしょう。
自作を何十年もやっている方は絶対そう思うはずです。
ですが、
- 自作が面倒なお年頃になった
- 自作したことがない・・・
大昔はフライトシミュレーターをやるために30万、50万は当たり前・・・という古い話に比べれば、安くていいPCですよ。