最近になり「Excel VBAの基本をしっかりと学ばずに使っているな~」と思い、以前から気になっていたExcel VBAの本を購入し読んでみましたのでご紹介。
出版できるだけの基本と応用+αを身につけている方、素敵ですわぁ。
そうなりたいですねぇ~
2014.02.15 ご紹介した本の作者であるMicrosoft MVPの武藤さんと近田さんと先日お会いしました。
会話から本当に素晴らしい方々であることを認識、紹介させていただいた本の素晴らしさを改めて実感した次第です。
ストーリーで学ぶ Excel VBAと業務改善のポイントがわかる本
Microsoft MVP for Office Excelを7年受賞、連載コラム「やってみよう!Excel VBAで業務改善!」の作者である武藤 玄さんの本です。VBAを全く触った事がない社員がExcel VBAを使って自社アプリケーションを実際に開発する物語になっており、中小企業に属しているからこそ非常に共感できる内容でした。
本の中盤に「この”くだらない”作業に貴重な時間をついやしているのかい!?」という文章が最も印象的であり、心を鷲掴みされました。
まさにその通りだ!と。。。
では、実際に業務アプリが作れるの?
この本一つでさまざまな業務アプリが作れる訳ではありません。本のタイトルに書いてあるとおり、「Excel VBAの基礎」と「業務改善のポイント」のため、あれやこれやコードは書いていません。
しかし、Excel VBAって何ぞや?という方には、Excel VBAの基礎を習得しつつ、改善の基礎も同時に学べます。
「その業務を半自動化(ないしは自動化)すれば楽になるのに・・・でも、どうすればいいのか分からないんだ(´・ω・`)」と思った事がある方、とっかかりとして是非読んでほしい本です。
未来永劫それを使うかは分かりませんが、その作業に年間どのくらいの時間を費やしているのか?自動化すれば、どのくらいの時間が節約できるか?等を考えれば、Excel VBAによる業務アプリの開発はやる価値があり、実際にその考えに基づいて私は開発・運用を行っています。
指導にも使っています
最近は従業員に対しExcelやAccessのVBAを使った簡単な業務アプリの開発について指導をする機会を得ました。言葉だけでなく、図解や実際のコード・動作結果を基に指導していますが、習得の点で言えば限界があります。私はトレーナーじゃないので・・・従業員自身に勉強してもらうためにはどうすればいいか?と思っていましたが、この本は非常に良質な教材です。
今はこの本を薦めて、少しずつ勉強してもらっています。
新しい事に挑戦する事は少なからず困難が付きまってきますが、少しでも興味がある方は一度読んでみてください!全く触った事がない方でも楽しく読めます。
なお、VBA等でガンガン開発されている方には、基礎を振り返りつつ、ストーリがえらく楽しめます。私は「そうそう、そうなんだよね~」と思いながら読み終えました。
Excel VBAでIEを思いのままに操作できるプログラミング術
Microsoft MVP for Office Excelを受賞されている近田伸矢さん、植木悠二さん、上田寛さんの本「Excel VBAでIEを思いのままに操作できるプログラミング術 Excel 2013/2010/2007/2003対応」はタイトルの通り、Webサイト上の情報をExcelで制御するためのノウハウが詰まった本です。Web上から定期的にデータを引っ張ってくる業務があり、自動化できないかと思っていた時に出会った本で、超がつく実践本です。
アイディアさえあれば、大概の事はできるのではないでしょうか?※このアイディアが大切ですよね!
たとえば、
- 数か所のお天気情報を1時間毎に取得する
- 様々な交通情報を3時間毎に取得する
実際に使うには、HTML・XMLの各要素を解析・操作するDOM(Document Object Model)の理解が必要です。
難しいイメージがありますが、非常に分かりやすい説明のため、しり込みする必要はないですね。
実際にこの本を参考にして1週間毎にデータが更新されるWebサイトから適時データを取得し、SQL Serverに挿入するプログラムを1時間程度で開発できました。タスク スケジューラから起動し自動で終了する作りにしてあるので、後はパソコンが頑張ってくれています。
余談ですが、以前Web開発をしていた時期、このDOMを理解するのに結構な時間を裂いた事があります。出来るものなら数年前に読みたかった・・・
「Excel VBAでIEを思いのままに操作できるプログラミング術」はインプレス ジャパンでも電子本が購入できます。
インプレス ジャパンの電子本はPDF形式で購入できるので、パソコンで見れるのがうれしいですね。
AmazonのKindleは日本ではパソコンから電子本を見れないのが残念なんですよね~(ToT)
http://www.impressjapan.jp/ebooklist/2013