Windows Home Server 2011(以後WHS2011)で使用できるセキュリティソフトはいくつか提供されており、私はESET NOD32 アンチウィルス を愛用しています。
今日は、正式リリースされたESET NOD32 アンチウィルス 2014の導入とv4.2からの移行手順をメモ。
ESET NOD32 アンチウィルス 2014はUS版を使用しており、日本語環境や安定動作を好む方はv4.2 または v5.2の継続利用をお勧めします。
ESET NOD32 アンチウィルス のおさらい
ESET NOD32 アンチウィルスは以前と現在では若干の違いがありましたので、現在のESET NOD32 アンチウィルスについておさらい。日本では「法人用クライアント専用製品」に変更されている
Canon IT ソリューションズのHPより、現在のESET NOD32 アンチウィルスは法人向け クライアント専用製品に位置づけられています。
購入は個人でも可能なようで、今まで通りVectorやChatWork等から購入可能です。
USサイトでは、個人向けに位置づけられており、日米で取扱が異なっています。
日本では、ESET Smart Securityとの価格的な差別化が図れない事やラインナップをシンプルにし、個人ユーザに分かりやすくする等の意図があるのでしょうか?
WHS2011に対応したセキュリティ ソフトである
ESET NOD32 アンチウィルス v4.2 および v5.2は、WHS2011を正式にサポートしています。しかし、最新版 2014の動作環境、および、対応OS一覧を確認したところ、コンシューマOS※のみになっています。
Windows XP ~ Windows 8.1(Windows 7 / 8 / 8.1のEnterprise Edition、および、Windows RTを除く)
なお、US版2014はWindows Home Server 2003(v1)、および、Windows Home Server 2011を正式に対応しています。
WHS2011専用の設定ファイルが存在している
v4.2 および v5.2の場合、WHS2011専用の設定ファイル(インストーラも)が用意されています。設定項目は下記URLから確認できます。
- http://canon-its.jp/product/eset/nod32/whs2011.html
- http://canon-its.jp/product/eset/nod32/whs2011_v52.html
v4.2 から 2014にアップグレードする場合の手順
ESET NOD32 アンチウィルス v4.2がインストールされている環境からUS版 2014へアップグレードする手順をまとめておきます。なお、本内容は、[コントロール パネル]からESET NOD32 アンチウィルス v4.2のアンインストールが完了しない現象が起きたため、下記に示す手順となっております。
- ESET NOD32 アンチウィルス v4.2の設定ファイルをエクスポートする
後程使います!
- ESET Uninstaller_V4をダウンロードする
- WHS2011を再起動し、セーフ モードで起動
BIOS/UEFI画面後、[F8]ボタンを何度か押しましょう - セーフ モードは、[administrator]ユーザでログイン
- ESET Uninstaller_V4を解凍し、バッチファイル(.bat)を実行
- WHS2011を再起動
- コントロール パネルから、ESET NOD32 アンチウィルス v4.2がアンインストールされている事を確認
- USサイトのESET NOD32 アンチウィルス 2014のWebインストーラーをダウンロード、インストール
- ユーザ名 および パスワードを入力し、ライセンスをアクティベーションする
- Updateを行い、最新のウィルス定義データベースを適用
- 1の設定ファイルをインポートする
- クライアントからWHS2011へ接続 および 動作テストを行う
例えば、[ウェブ アクセス プロテクション]や[除外ファイル]ですね。
上記手順でESET NOD32 アンチウィルス v4.2から2014へアップグレードし、今のところ安定動作しています。
とはいえ、まだ未知な部分が多いはずです。
安定動作を好む方はv4.2 または v5.2の利用をお勧めします。
ESET セキュリティソフト