しかも、アプリケーション名が表示されていない場合です。
問答無用で「OK」ボタンを押す方、とりあえず[キャンセル]する方も多いかと思いますが、そのウィンドウが悪意あるユーザーによるものだったら怖いですよね。
今回は、「このウィンドウはどのアプリケーション(プロセス)によるもの?」をProcess Explorerから確認する方法をメモ。
見慣れないウィンドウ、正しいアプリケーションによるもの?
Windows 10を起動後、パスワードの有効期限が切れています。パスワードを変更してください。とのメッセージ ウィンドウが表示されました。
Microsoft Online パスワードを今すぐ更新しますか?
色合いからしてSkypeやSkype for Businessのアプリケーションだと思いましたが、マルウェアなどによるメッセージ ウィンドウかもしれません。このご時世ですから。
Process Explorerを使ってプロセスを特定する
そこで、このウィンドウはどのアプリケーション(どのプロセス)が出力しているのか、Process Explorerを使って確認してみました。Process ExplorerはMicrosoft SysInternalsからダウンロードします。
Process Explorer※Windows 10 Pro 64bit版でProcess Explorerが使用できるのか?不安がありましたが、今のところ正常に起動、動作しています。
Process Explorerを起動すると、現在起動しているプロセスが表示されます。
画面上部のスコープ マークのアイコンをドラッグします。
次に、ターゲットとなるウィンドウにドロップします。
すると、Process Explorerのとあるプロセスがアクティブになります。
今回は、Lync.exe(Skype for Business)によるものだと分かりました。
Proces ExplorerはOS起動後の挙動を確認するために使っていましたが、今回のようにアプリケーション名がないウィンドウを調べたい時にも使えます。
トラブルシューティング時にも役立つので、是非使ってみてください。
余談:HijackThisを使った調査も
念のため、いつも使っているセキュリティ診断ツール「HijackThis」による調査も行いました。複合的調査は必須ですよね。
HiJackThis