2度目の引っ越し後Office 365用DNSレコードを設定し忘れたため、デスクトップ版Outlookにおいていくつかの問題が発生しました。
今回は、トラブル時に役立つOffice 365用DNSレコードをチェックする方法をメモ。
今回遭遇したいくつかの問題
デスクトップ版Outlook 2013で下記問題が発生しました。メールの送受信は出来ていたため、何が原因なのか当初分かりませんでした。
- Office 365 アカウントを追加すると自動アカウント セットアップが失敗する
- 手動設定(IMAP)は成功、送受信可能
- 連絡先がOffice 365と同期されない
- 連絡先(このコンピューターに~)と表示される
- SharePoint Online リストと接続は可能
- ブラウザ上で設定した共有メールボックスが表示されない
Office 365のDNSレコードがなかった
原因は2度目のDNSサーバーを引っ越しした後、DNSレコードを登録し忘れていたためです。autodiscoverから始まるCNAME レコードを問い合わせしても応答がないので自動検出できないため、上記問題が発生した訳です。
Office 365のDNSレコードが登録されているか確認する方法
Office 365のDNSレコードを確認する方法はいくつかあります。Office 365ポータルを使う
一番確実なのはMicrosoft EdgeなどからOffice 365 ポータルにアクセスし、オンライン上でDNSレコードを確認する方法です。nslookup コマンドを使う
nslookup コマンドを使ってOffice 365のDNSレコードを確認する事も出来ます。Office 365に必要なDNSレコードを把握している方はこっちの方が簡単でしょうか。
nslookup autodiscover.hoge.co.jp
Microsoft リモート接続アナライザーを使う
「Office 365 Exchange Online メールボックスに Exchange 自動検出を使用して新規プロファイルを構成できない」で説明されているオンライン ツール「Microsoft リモート接続アナライザー」を用いる方法もあります。結果が詳細に説明されているので、ツールがある事を覚えておきたいところです。
注意したい点は、画面トップ上に新しいツール「Microsoft Support and Recovery Assistant for Office 365を推奨する」説明書きがあります。
Microsoft Support and Recovery Assistant for Office 365を使う
Microsoft Support and Recovery Assistant for Office 365(Office 365 サポート/回復アシスタント)を使う方法もあります。ちょっと使ってみましたが、いろいろ出来そうですが直観で使える感じは残念ながらありません。