その際、IEEE802.11nの一部設定を変更したところ、書き込み速度が向上したのでメモしておきます。
ネットワーク環境
- 無線LAN親機 - NEC Aterm WR-8370HP(2.4GHz帯専用)
- 無線LAN規格 - IEEE802.11n(2.4GHz)
- サーバ - 自作 + Windows Home Server 2011(スペック)
- クライアント – Lenovo ThinkPad T420 + Windows 7 64bit(スペック)
- 無線LANデバイス - Intel Centrino Advanced-N 6205(Driver v14.2.0.10)
- 親機~子機の距離 – 水平方向に約3m(以前は2F~1F)
今回行ったIEEE802.11nのチューニング
2.4GHz帯でIEEE802.11nを使用し、接続速度300Mbps・実行速度100Mbps以上にするにはある程度高スペックのマシンである
802.11nチャネル幅(2.4GHz)の設定を20MHzのみ→自動にするが有名です。
今回行った設定変更は、Intel Centrino Advanced-N 6205の詳細設定にある
40Mhz チャネル幅非互換を無効→有効に変更しました。
以前の環境では上記設定を変更してもパフォーマンスに変わりはなかったんですが、今回設定を有効にしたところ無効に比べ書き込み速度が5~10Mbps程度※向上しました。
読み込み速度はあまり変化せず。変化しても2Mbps程度でした。
※ネットワーク速度計測ツールLanSpeedTestを各10回程度やってみた平均です。
40MHz チャネル幅非互換ってなんぞや?
40MHzチャネル幅非互換ですが、IntelのWiFi製品ページには下記のように書かれています。40Mhz チャネル幅非互換この設定は、ワイヤレス・アダプターが 2.4GHz の帯域で 40MHz チャネルに非互換でないネットワークと通信します。デフォルト設定は無効(オフ)で、アダプターはこの通知を送信しません。「非互換でない」が2重否定だとすれば、40MHzチャネルに互換のあるネットワークという意味でいいのか?
かなり調べてみましたが、申し訳ない、この意味がわかりません・・・
インターネット上で調べて分かったことは、この設定は環境によっては効果がない場合があるようです。
また、この設定の有無で接続速度が300Mbpsになったり、ならなかったりする報告がチラホラあります。
証拠1:40MHz チャネル幅非互換 - 有効の場合 -
証拠2:40MHz チャネル幅非互換 - 無効の場合 -
まとめ:802.11nで本来の速度を出す設定
- ある程度高スペックのパソコンを使う
通信を処理するパソコン側が低スペックだと本来の速度がでません! - 2.4GHz帯を使う場合は、802.11nチャネル幅の設定を自動にする
設定変更により、倍速モード(20MHz or 40MHz)を使う状態にしましょう。 - 40MHzチャネル幅非互換の設定を有効or無効にする
環境によっては接続速度や通信速度がアップする場合があります。
802.11nは設定で速度が速くなったり、遅くなったりします。
ご自分の設定を一度確認し、環境にあった設定を行うことをおススメします。
残念ながら40MHzチャネル幅 非互換の意味がわからないまま記事を終えるのが心苦しいのですが、コレに関しては今後も海外サイトを含めて調べ続けてみたいと思います。
意味が分かり次第、記事を書きたいと思います。
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